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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その388


ねじ山の跡形もないネジが3本

小椋良二「さて、それではとっとと片付けるとしますか」
木下隆雄「前回ラストのチキンな貴方とは360度違いますな」
小椋「そのガッツ的な物の言い様はともかく、落札価格が管理者さんの想定外に安かったのは、分解を試みた前オーナーさんがこの3本をブチかましてしまったことも原因なのかと思うのです」
木下「そ、それは邪推というモノでしょう」
小椋「まそれはさておき、初めてネジはずし剤を使ってみたのですが、なかなか使えますな」
木下「全体重かけておられましたが、本体がへしゃげたのではありませんか」
小椋「なに、そこはみいそ、ミシリとも」
木下「言ってましたね」
小椋「さ、さぁ抜けた所で今度は交換用のネジを探しに行くとしましょう」
木下「そうですな。では早速」

まんだらけ大須店恒例闇市

木下「着きました」
小椋「てをい」
木下「ま、まぁ人生愚直に生きるだけではつまりません。こういう寄り道も必要かと」
小椋「枝葉はいくら集めても幹にはなれませんが」
木下「こ、こうしたゴミだめの中にこそ、必要とするモノが隠されているのです」

メイたん

木下「ほいきたUSB工藤」
小椋「だから趣味に走るな〜」
木下「だ、だって限定品(多分)が\100ですよ」
小椋「だからわれわれが探しているのは」
木下「わかってますよ、通信機器ですね」



小椋「....で、どうせよと」
木下「ろ、ろぜっととRJ-11を変換すれば使えるかと」
小椋「とっとと行きますよ、以前も言ったように『モチは餅屋、螺子は螺子屋』」
木下「部品屋おやぢ情報では、『大須に螺子屋なし、近所の螺子屋は平日9-18時営業』だそうで」
小椋「だったらなぜ五階か秋葉に」
木下「に、日曜の夕方に近畿北部の片田舎在住の我々にどうせよと」



小椋「仕方有りません、こいつで代用」
木下「ダセッ」
小椋「どの口が言うかぁ〜」
木下「ま、まぁサイズは合ってるし、インチネジでもなさそうですし、背面のワンポイントということで」
小椋「3カ所もあれば、単なる掘っ立て小屋に見えませんか」
木下「それもまた人生
小椋「こちらは逆さプロですが」

....その389へ続く(めづらしく【ぢ】巡り無し)