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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その386


木下隆雄「さて、今年も明けて」
小椋良二「まだ9,000秒ほどしか経ってませんよ、いつもとオーダーが違いすぎます。ちうか明日夜行の船に乗るのに、寝なくていいんですか」
木下「話の腰を折らないで下さい。これは一種の枕詞です」
小椋「あまり同じマクラを使うと観客に飽きられますよ、たまには枝雀師匠十八番の本編以上に長い『進化論』なみのネタでもブチかましてみては」
木下「それでは手段のために目的を忘れたといわれてしまうではありませんか」
小椋「それは正に此処の本質ではありませんか」
木下「あ、そか」
小椋「納得すな〜」

木下「ま、まぁそれでは何とか管理者さんも新春特番トップページの作成が間に合ったようですし、そっち方面のネタを一発、年頭に景気よく打ち上げると致しますか」
小椋「そうですね、今年こそは良い年になるように新鮮なヤツを」



木下「誰が2年越賞味期限切れをもってこいといいましたか」
小椋「え、えと.....新鮮さは重要ですが、やはりこのご時世、いたまないウチに先入れ先出しも重要かと」
木下「そうやっているうちに消費が間に合わずにお蔵入り続出ですか、某銀河鉄道さんの如く」
小椋「そうはいっても昨年中最大の散財ですから」
木下「仕方ないですね、ちゃっちゃと済ませましょう」
小椋「年頭を象徴するやる気のなさですね」



木下「ところで貴方はこちらのましんをバラしたことがあるのですか」
小椋「そ、そういえば新品購入→1年半も手つかず....というのは史上初ですををっどんどんどんどんぱふぱふぱふ」
木下「そこだけ新春ぽいです.....てそれは置いとくとして、どこにHDDが入ってるかも」
小椋「え、えとこ、このればぁかな」
木下「そりは光学ドライブ、落ちる所まで落ちましたな」
小椋「ぎゃぐですってば....このネジを外せばほらここに」
木下「といいながら、k/bのネジも外してますよ」
小椋「ぎゃぼっ」



小椋「このHDDスロットがまた、硬質スポンジの衝撃吸収材がしっかり詰まってて引っこ抜くのが...固定ネジが他にあるのかと思うほど固かったです」
木下「持ち運びを考えればよく配慮された構造だなとは思いますが....しかしTシリーズにもかかわらず1.8"ストレージというのがどうも解せませんな」
小椋「おかげで換装するSSDを探すのに一苦労でした。大須とポンバシ、かなりのショップを巡回したのですが、返ってくるのは『あー....それはウチ置いてないです、取り寄せなら..』という回答ばかしでした」
木下「おそらく秋葉でも同じではなかろうかと。昨年だったら高速で換装実績のあるCrucialのRealSSDシリーズに1.8"版があったのですが、すでに1.8"市場からは撤退しているようですし、あるのは128GB以下の流通在庫のみでしたな....がそういえば、某タトえ首さんのおっしゃるように、小容量SSD(system)+大容量HDD(data)という選択はなかったのですか」
小椋「それも考えたのですが、仕事で運用する都合上、巨大なファイルの高速読み出しが必要だったもんで」
木下「なるほど、確かにこの取り出したHDDの中は...」
小椋「あこ、こらっ」
木下「.....拡張子が微妙に違うような」
小椋「.....な、ナイショです」



小椋「と、とりあえずスロットがあまりにも固くて、一度挿したら出てこないヤバげな雰囲気なので、取り出し用のテープを貼っときましょう」
木下「こんなにはみ出して収まるのですか」
小椋「2コ上の画像の通り、HDDのプラッタの部分だけ薄くなっているので、下側の隙間に押し込んでおけば大丈夫」



小椋「んでもって作成しておいたRecovery mediaでとりあえず工場出荷状態にファイルをコピーしておいて、砧+SATA-USBを使ってHDDからUSBブートしてアライメント調整をしておきましょう」
木下「Win7はアライメント調整が不要と聞いてましたが」
小椋「たしかしぽぽさんは『セットアップ前にやらないと、インストールしてからは無理』のような事を仰ってたようなので、一応念のために....なるほど、これはWin7の起動画面ですな」



小椋「後は言語を選択して、バックアップメディアを指示通り入れていくだけ」
木下「そういえば、確かリカバリーメディア作成の時に微妙に失敗されていたようですが、まさか途中でアウトとかいうことは」
小椋「え、縁起でもないこと言うな〜」



小椋「(;´▽`)ホッ」
木下「終わってみればなんのことはなかったですな」
小椋「誰のせいで心配したと思ってるんですか....では」



小椋「予定通りUSB-HDDブートで」
木下「そういえば、このUSB-SATAキット、なにやら見覚えが。昨年逝ったヤツと同じでは」
小椋「こ、細かいことは気にせずON〜」



小椋「キタコレ」
木下「をや、ちゃんと起動するんですね」
小椋「起動確認済みって書いてあるんですから」



木下「キタコレ」
小椋「えー」
木下「で、どうするんです」
小椋「何問題有りません、Win7はちゃんとインストール時にシステムドライブはアライメントを調整してくれるそうですし、多少遅かったとしても気分の問題ですから」
木下「前半の貴方はどこいった」
小椋「さ、さぁ仕事も3日後に控えていることですし、とっとと環境設定しちまいましょう」
(・・・・・・)
木下「がっつりブチ込んで残り一つなんですが.....なんでPacketiX VPN Clientの仮想LANカードだけうまく入らないんでしょう」
小椋「これは初っぱなにAdministratorsでインスコしなかったのが祟ってるのか....」
木下「かといって全削除→再起動→Administratorログインしてやっても駄目ですね」
小椋「しょうがない、とりあえずインスコ→PacketiXサービス停止→動作していたHDDのPacketiXプログラムフォルダを上書きで....をを、うまく行きました。しかも仮想LANとVPN接続設定もそのまま引き継げたようです」
木下「そのかわし3.0を入れたのに2.0にダウングレードしてしまいましたな」
小椋「まぁ仕方有りません、多分設定ファイルのどれかをコピれば問題ないかと思いますが」
木下「では早速」
小椋「めんどっちい」
木下「そうだと思いました」
小椋「さ、さぁDiskmarkでも」



小椋「をを....SSDとしては突出してないようですが、それでも全スコアがHDDの5〜10倍ぐらい出ています、それにアプリテンコ盛りとはいえ、今まで2分以上かかっていた電源ON→使用状態が10秒以下というのは衝撃的です。これならハイバネもサスペンドも不要という意見もうなずけるところかと」
木下「ていうか、そもそも設計段階でこれが普通で、HDDは『スピードを犠牲にして大容量ストレージを求める傍流ユーザー向け』だったんじゃ」
小椋「そ、それをいっちゃぁ〜....というわけで、1年半の遅れを取り戻した元旦でした」
木下「いえ、作業期間は仕事納め翌日〜大晦日でした」
小椋「バラすな〜」
木下「バラしはないけど、散財はあるでよ〜」
小椋「と、とにもかくにも今年もよろしく〜」

....その387へ続く(新春大法螺吹き#2)