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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その376



小椋良二「多くの選手が日々糊口をしのぎながら達成した先日の快挙に思わずつぶやいたかの大臣さん、またしても炎上しておられるようです」
木下隆雄「ま、その筋の粘着な匿名さんもどうかとは思うのですが、一度失った信頼はなかなかに取り戻せないものですな」
小椋「ていうか、あったのですか、最初から」
木下「まぁそれを言えば元も子もないのですが.....思うに彼女の失敗は、感性の領域で思いついたことを理詰めで鮴押ししたところなのではないかと思うのです。日本が世界と闘うべき舞台は冷徹に数字で判断されるベストワンを目指す場所なのであって、オンリーワンではないということに早く気付いてくれれば良いのですが」
小椋「ですなぁ....それにしても国民の意識が、先端を走る人々に素直な敬意を抱けるうちはまだ大丈夫ではないかと」
木下「つまりあれですか、鰤街道がいつの間にかノーベル街道になっちった、みたいな」
小椋「それ、どうなんでしょう」
木下「さ、さぁ....」



小椋「というわけで、やってきました」
木下「そういえば貴方、自宅の御餓鬼様に『10倍の抽選に当たった!』などと吹聴しておられましたが、出発前のオリエンテーションで2倍であったことが暴露され、赤っ恥でした」
小椋「い、いや鯖読んで....」
木下「ノーベルですけど」
小椋「それ、ちげう」
木下「ではぼちぼち出発です。それにしてもえらく涼しい強風が坑口から吹いてきます」
小椋「坑内は年中13〜15℃、それに対して外は35℃ですから」



木下「で、いきなり出迎えたのがこれかよ」
小椋「平成モンド兄弟ですな」
木下「あれは確か白フン+ろーしょんだったように」
小椋「1日10回もの出演、ご苦労様です」



小椋「これが坑内作業用12tローダー」
木下「そういえばこのマシンの出力を聞くのを忘れてました。それにしても車両の最高部が人間のアタマというのは、作業安全上からみてどういうものなんでしょう」
小椋「人間は引っ込めばよいわけですから。それを言うなら、すり減って直径が15cmも小さくなったタイヤは桶なんでしょうか」
木下「ご友人の石橋関係者にお聞きになってみてはいかがですか」
小椋「そうしたいところですが、今伯剌西爾に単身赴任しているようで、連絡が取れないのです」
木下「なんまんだぶ」
小椋「おーい....」



小椋「癒されるぅ」
木下「....ってこれ、スーパーカミオカンデの天井部分だけじゃないですか」
小椋「それはそうです、それとも貴方、40m上空から純水の底に放り込まれたいと仰る」
木下「な、なんだか天板がベコンベコンと非常に不安な音を発してまして、そこに40人以上の人間が乗ってるわけですから」
小椋「エレクトロニックハット、つまりイナバの物置が3つも天板上に設置されてますから、300人乗っても大丈夫」
木下「ど、どいう計算?」
小椋「とりあえず東大の先生、うちのパートナーが船漕いで失礼しました」
木下「大丈夫だ、漕艇率50%超だし」
小椋「や、やり」



小椋「これはよい避難経路図」
木下「そこから離れんかい....って全電源断となれば、まず逃げ切れませんよ、ここ....たしか坑道の総延長1000kmとか、あり得ないだんぢょんなんですけど」
小椋「そこはそれ、Sunがなんとかしてくれるでしょう」
木下「それ、ナイショなんでは....」



小椋「さて、頂くものは頂いておきましょう」
木下「コーヒーが純水でなくて湧水だったのはネタ的にちと惜しい」
小椋「つか、そんなもの使ったらこんな値段は無理でしょう」
木下「代わりにカレーうどん、ちとヤバげな量でした」



小椋「腹に収めるものばかりではなくて、こいつも逝っときましょう」
木下「この場合、付属品より本体の方が問題な気がしますが....まそれは置くとしても一点心残りが」
小椋「な、何でしょう」



木下「KamLandドクターのPCが痛い件について、小一時間問い詰めたかったのですが」
小椋「むしろ右下画像の元ネタがシティハンターなのかダーティペアなのか、確認すべきではなかったのですか」
木下「お歳が知れます」
小椋「しくしく」

....その377へ続く(だひなまひとがよぉ♪)