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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その368

木下隆雄「そんなわけで今年も残す所あと30,920,400秒となりました。皆様如何お過ごしでしょうか」
小椋良二「毎年恒例....というかワンパターンの年明けですな、皆様お買い忘れはございませんでしょうか」
木下「管理者さんにはその機会さえ与えられていないようです、現時点まで」
小椋「なるほど、職場の長に妙にコツコツと接していたのはそういう事情でしたか」
木下「ま、上司よりも奥さんの方がこあいというのはプチブルにありがちなことですな」
小椋「な、なぞ」

木下「それにしても今年も相変わらずすさまじい年末年始でしたな。焼肉忘年会二連チャンに始まり、寿司パーテー+夜行航路でカップラーメン喰いまくり+ワーキングホリデー後のホテルで死ぬほどヴァイキングと、昨年末奥さんと立てたメタポ脱出計画はどうなったのでしょう」
小椋「そのようなものは管理者さんのタトんヤフオク自粛宣言と同じくらいアテにならないものです」
木下「た、たしかに....しかし流石にここまで喰い疲れだと、太る以前に短期的に体調を崩しますよ」
小椋「大丈夫です、そうした自体に備えて日本には太古の昔より伝わる真田技師長の名言が有るではありませんか、『こんなこともあろうかと』という」
木下「なるほど、宴の後の養生食と言えば、8日のアレですな」
小椋「そうです、では早速出撃」
木下「しゅ、しゅつげき?」

き、季節が....

木下「....糖尿病患者の見舞いにボタモチを贈るようなもんですな」
小椋「え、えと....」
木下「それになんですか、これはどう見ても季節が全然逆ですよ。折しも北陸道は全線雪という情報が入ってますが」
小椋「その点は大丈夫です。ちゃんと冬も営業しているという情報もチェックしてますし、現在のアメダスですと市内の積雪は0cm、風速も1m程度でなんとか凌げると推察されます」

地域一番店『池田屋ごんちゃん』

木下「な、なんかだいぶ1枚目の写真と違いますね」
小椋「そうは言っても随分と混んできました、新年会の帰りっぽい皆さんでごった返してますよ。早々に頼んでしまいましょう」

並盛1杯目

木下「ほぉ、豚骨ですな(ずぞぞぞ)」
小椋「その割には結構油がぎとぎとしていなくて、夜に頂くにはもってこいなのでは(ずぞぞぞ)」
木下「そうですね、しかも混んでいる割には5分もかからず運ばれてきました。流石は人気店といったところでしょうか(ずぼぼぼ)」
小椋「おろしにんにくを山ほどブチ込んで折られるお水系のオネイサン、アフターの方のお相手はよろしいのでしょうかね(ごぢゅぢゅぢゅ)」
木下「てなこと言っている間にごちそうさま」
小椋「では次」
木下「えっっっッ」
小椋「せっかく高速飛ばしてきたのだから、一応全店調査しておきましょう」
木下「ま、まぢですか」

地域二番店?でも個人的にはこっち『まごころ』

小椋「はい、これで全店です」
木下「2軒だけかいっ」
小椋「え、えと....最盛期は15店ほど有ったという資料がありますが、もう止めたのか、冬のせいなのか、今日出ている所謂『屋台』はこれだけでした」
木下「まぁどうやら『敦賀ラーメン』を標榜する店のいくつかは屋台から固定店舗に移行したみたいですしね....しかしここ、誰もお客さんがいませんけど大丈夫なんでしょうか」
小椋「とりあえず逝ってみましょう」

個人的にはこっちの方が

木下「なるほど、さきほどの『池田屋ごんちゃん』と基本的には似ていますが、スープの感じが微妙に違いますね。こっちの方がもう少しサッパリ系かな」
小椋「オッチャン独りでやっているのですが、聞けばテーブル上にあるナムルは奥さんが家で作った野菜で調理されているそうで、これがまた絶品」
木下「やぱ寒い晩は辛い薬味が合いますな....ていうか」
小椋「何でしょう」
木下「結局2軒とも並盛スープまで完食しているではありませんか」
小椋「あ"」
木下「ちうわけで、今年もメタポ腹でよろしくだポコ」
小椋「をを、じょせふぃ〜ぬ」

....その369へ続く(下(・"・)は最後まで爆睡)