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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その356

小椋良二「昨日は久しぶりに『端末のない週末』を過ごしました。近所の駅ホームのベンチに腰掛けて電車を待つ間、『この駅が何年に開業して、平均乗降客数がどのくらいかを検索』するのに比べ、”この線路を北に向かえば稚内、南に向かえば枕崎に繋がっているんだなぁ....”と想像することのなんと心豊かなことでしょう」
木下隆雄「なんだか想像する方向が鉄な気がするのは」
小椋「....それはともかく申し上げたいのは、日来の痛林檎騒動、その震源地が宣わっている『世界を変えてしまう革命』とは『外の世界に”引きこもった内向きの世界”を持ち出す』ことだと某コラムニストが述べておられた、そのことなのです」
木下「またそのネタを引っ張るのですか....そうは言っても『外出先での引き籠り』は今に始まったことではないではありませんか.....街角でガキが、電車の中でリーマンが、あるいは客の前でホストが、オノレに耽って携帯イヂイヂしているわけで」
小椋「それは確かにそうなんですが、さらに事ここにいたって、最終的にそれが林檎という閉じた世界の中に集中してしまうのが問題ではないでしょうか」
木下「ま、日本ではやわらか銀行ですけど」
小椋「胸に刻むは退却魂ですか」
木下「あの企業は突っ込んでいくことしか知らないように見えますが」
小椋「いえ、突っ込んでいくのはユーザーで、その自爆する有様をみて退却の橋を外すと」
木下「それはマズイんじゃありませんか。しゃっちょさんのつぶやき重爆でブラウザくらっしゅされますよ」

小椋「遅まきながらみかかさんも『安定品質の回線で板林檎』などと構想だけは打ち上げておられます」
木下「ほぉ、ついにSIM3枚下ろし解禁ですか」
小椋「そりは犯罪です....が、キャリアやハードウェアの壁を越えてのコミュニケーションは、かのソラ豆シャッチョさんも望むところでありましょう」
木下「あまりブッチョさんを困らせないでね」
小椋「な、なぞ」

美藻場

小椋「で、買いました」
木下「なるほど、壺林檎ですか」
小椋「どちらかというと林檎電話でしょう....てそうでなくて」
木下「職場の方に言われてましたね『2社にしか対応してなくて、SIMロックフリーって言えるのですか』と」
小椋「それは3Gがどのキャリアも同じと考えている一般人の発想です。我々は基本的にみかかなのですから問題ではありません」
木下「それなら最近出た入出力機器のでも良いのでは、あちらはWAN側が11b/gでも桶みたいですし」
小椋「屋外の無線LANが飛んでいる所でルータを挟むことにどれほどの意味が...」

毎回電池外し&SIM挿し換え

小椋「で、まぁしょうがないといえばしょうがないのですが、SIM交換めんどっちい」
木下「開封を渋る木下ベッカムのようですな、そもそもそのために逝ったのではなかったのですか」
小椋「どうせロックフリーなんだから、横にしゃこっと差し込むだけとか」
木下「電源落とさずにブチ込んで昇天ですか」
小椋「あ"」
木下「やり」

小椋「さて、ハードのインスコはこんで終わり、USBケーブルで充電です」

46きろ...

木下「....なんですか、このちっこいストレージは」
小椋「なんかこの↓

3G設定
3G接続

小椋「Web設定画面から取説を取り出せるようなんですが、そっちのPDFが400KB」
木下「しかもCDドライブになってますが」
小椋「まそれはともかく、取説に従って設定しておきましょう。プロファイルはケータイPC直繋ぎのパケット通信と同じで桶」
木下「自動接続は微妙なとこですね...Power5秒長押しで電源ON+接続ですけど、ほったらかしでパケ死の恐れが」
小椋「まぁ、PCによっては設定画面が乱れて接続できない機種もありますから、ここはとりあえず自動にしておきましょう」

ここはさくっと接続

小椋「で、アサーリつながりました」
木下「それはいいのですが、何故に今時解析ツール付きアダプタもあるWEP」
小椋「い、いやその...とりあえず速度チェック」

WAN側の上限が出てる

小椋「この地域、FOMAプラスエリア(800MHz)なんですが問題なく繋がってます」
木下「この山奥でこの速度はまぁ良しといったところですな。ところで私根本的な問いがあるのですが」
小椋「は、はぁ....何か」
木下「街や魔窟にお出かけの際は無線もWiMAXも飛んでるわけですし、そうでなくともSH-04AをBluetooth/USB接続でDUN接続すれば良いわけですが、そうした背景を踏まえた上で、この黒小判の存在意義について一つ納得のいくご説明を」

うーたー

小椋「これ」
木下「どてっ」
小椋「し、仕方ありません、滅多に使わないo(o|o)。や旧マッスゥイーンの為にWillcomに毎年8万円も払い続けるのは忍びないと判断したわけです」
木下「ようやくですか...かなり遅きに失した感はありますが。しかしまだ何かご購入の理由がある気が」
小椋「か、刮目して待て」
木下「またかよ」

...........またつづく

....その357へ続く(到着の頃にはもう夏)