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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その355


小椋良二「予想通りというか予想以上というか、昨日(2010/05/28)の日本各地での取り付け騒ぎは何だったのでしょうか」
木下隆雄「何百万枚の林檎が熟れたかは知りませんが、その殆どの方が「もしもし〜」一発ギャグをかましたと思うと、背筋に悪寒を憶えずにはいられません。そういえば貴方も同僚の方に『職場に影武者立てて買いに行ったでしょ?』とか言われてましたな」
小椋「それを影武者...でなくて本人に聞いてどうするというのでしょうか」
木下「実際いつもと違い、業務にやたらと素人的ミスが続出していたとの事ですが」
小椋「た、ただ単に前日の徹夜がキていたもので」
木下「行列の?」
小椋「ちげ〜」

小椋「そもそも我々は窓側人生なのですから、あの行列共のように『寄らば林檎樹の蔭』の為に会社を休むわけにはいきません」
木下「ソレはどうも際どい所で....といいながら結局泥臭いぺんこん根性が、あの手のスマートなマスゥイーンに嫉妬を覚えると」
小椋「つ、詰まるところはネットと電子ブックリーダーぢゃないですか。『グーテンベルク以来500年ぶりにリテラシーに訪れた巨大なパラダイムシフト』と太鼓叩きまくりのボンオドラー記者によるヨイショ記事がPC関連サイトに踊っているのは噴飯モノですが、こっちにだって驚嘆すべき秘匿兵器が存在することを、まさに敵の大攻勢があった今日この日に、世に広く知らしめてやろうではありませんか」
木下「は、はぁ...何だか単なるネタ作りのような気がしないでもありませんが」

向こうがアイならこっちは人生

小椋「で、やってきました。XGA電磁スタイラスパネルに11a/b/g、重さも860g、しかもヤツラより6年以上先んじています」
木下「つまりはロートルと」
小椋「どうしてそのようなうがったモノの見方になるのですか、使用者にとってはHI、傍観者にとっては見てくれが全てです。沢庵も分厚く切れば厚焼き卵に見えるではありませんか」
木下「それ、『貧乏花見』です....」

いけてるぜ(ふっ)

小椋「....さて、まくどの入口席に陣取りました。ここで流行りになびく愚民共に元祖の凄味をブチかましてやりましょう」
木下「といいながら、1FにはBBMobileが飛んでないので、雪隠詰めの2F席ですけど」
小椋「この店はこの時間、1Fに客が入らないんです。飲み会帰りのギャルやヤンキーが集結してくるのがここ2Fというわけで」
木下「な、なんかいやだなぁ....」

(・・・・10分経過)

通行量調査?

小椋「・・・・うむ、予想通り。メディアが騒いでいるほどに、アレは大したインパクトを与えていないことが判りました」
木下「ていうか、母数少なすぎ」
小椋「し、仕方ありません。この地域は夜間人口が」

がら〜〜ん

小椋「・・・この有様ですから」
木下「ていうか、このエリアって我々とギャルママ組しかいません」
小椋「しかし流石は流行に敏感なギャルママ、上グラフの「こっち〜」は彼女達の中の1人でした。しばらく様子をうかがうことにしましょう。さすればこの超兵器が話題に上ることは間違いありません」

(・・・・さらに15分経過)

会話内容の内訳

小椋「・・・・ま、一般民なんてこんなもんでしょう、なにしろうちの県では販売店が1店舗らしいですから」
木下「私には調査結果より、貴方が事細かにロバ耳だったことの方が問題かと」
小椋「そこはそれ、同業者ですから」
木下「な、何の?」
小椋「まそれはともかく、このままでは済まさんぞっ、首を洗ってまっておれ」
木下「誰に向かって何を仰っているのですか.....」

...........つづく

....その356へ続く(『人生LaVie』でなくて『逆玄人VersaPro』)