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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その342

木下隆雄「空には鰯雲、山から熊とイノシシ、街から新型インフルがやってきて、もう秋ですなぁ」
小椋良二「イモを掘るのもワクチン射つのも競争というわけですか、秋と言えば」
木下「えべれすと」
小椋「は、はぁ」
木下「つまりです、春と秋は確かにキノコ狩りと山登りの季節なんですが」
小椋「私はソレを食物と認めておりません」
木下「まそれはともかく、老若男女を問わず、登山道めがけてダッシュぶちかますような餓鬼様共や、レギンスにミュールで木道に突入するagehaなおぢようさんまでもがやってくるのは困ったものでして」
小椋「そういえば管理者さんも御餓鬼様のイベントで日頃の運動不足というか無運動を省みず逝かれたそうですが、帰りに山の上で氷雨の嵐に遭って麓まで転がり落ちてきたそうで」
木下「そもそも主催者が山歩きと無縁な生活をしているわけですからねぇ、朝の早い段階で荒れ模様になるのは判ってたんですから、ここは踏みとどまる勇気も必要だったかと。ちっこい連中ばかりだし、下手すれば遭難して何人か云鬼を置き去りに無言の下山....なんて事態も十分あり得たわけです」
小椋「そういえば春と秋は仰るようにエベレストも登山時期ですな、しかしちゃれんぢゃーな日本人の20人に1人が過去にチョモランマの化石となられていると」
木下「つまり声を大にして私は申したいのです。

『山をナメるな!!』

小椋「管理者さんは仕事が押してストレスがたまってて行きたくなかったようですが」
木下「そそそそそーーーでしたっけ」
小椋「はい」

木下「とにもかくにも安全第一、登山には周到な準備と入念な下調べ、そして体調管理が大事というわけで、これさえやっておけば恐れることは無いはずです」
小椋「そうですか、では早速出撃に備えて....てもういりなかの丘を上って居るではありませんか」
木下「イ可、通い慣れた道です。こんなの全く問題ありません。以前何度か登頂に成功しているわけですし、今回はハリケンライス辺りの難コースに挑んでみるとしましょう」
小椋「それ、典型的遭難者のぱたーんですけど.....ってあれ?」

閉山

木下「ごひょーーん」
小椋「ていうか、『思いつきで、営業日も調べず、缶コーヒーガブ飲みして』やって来て、遭難以前の門前払いというやつです」
木下「仕方ありません、別の所に上るとしましょう」
小椋「ほぉ、どちらへ?」


小椋「.....わごな〜るでこの走り、環状ナメてる気がしますけど」
木下「いやぁ、やはり登頂の醍醐味はこの景色ですなぁ」
小椋「あ、何か光った」
木下「うぎょっ」

....その343へ続く(安全運転にこころがけましょう)