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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その329

木下隆雄「管理者さんが仕事にかまけて巡回を怠っているうちに今年も12月を迎えてしまいました。あのような巣窟に引き籠もりっぱなしで何が楽しいのでしょうか」
小椋良二「そ、そう言われましても彼には背負ってる家庭がありますし、独身の時みたく何もかも放擲して南の島へ逃避したり、貴方のようにあらぬ方向へと暴走したりする訳にもいかないのではないですか」
木下「暴走したのは家庭を持たれてからだったような気もしますが」
小椋「ま、まそれはおくとして....我々の出番が少ないと言うことはここの年末恒例行事も開催が危ぶまれるのではありませんか」
木下「世の中も急速な景気後退ですから仕方ないのではありませんか」
小椋「どちらかというと米英の投資馬鹿のせいよりも、出撃回数の問題でしょう」
木下「といってもやふおくぽちっとなが減少したのは、管理者さんメインバンクの某外資叩き売られネットバンクが振込手数無料回数を大幅に減らしたせいでもあるわけで、やっぱり影響は無いとは言えないでしょう」
小椋「とにもかくにも、ここと同じく開催を危ぶまれていたルミナリエも何とか開催にこぎ着けたようですし、こちらも年末の追い込みをかければなんとかなるでしょう」
木下「ここの年末総括ネタって、たしか1月1ネタだったような」
小椋「どてっ」

まじぇ。

木下「で?」
小椋「ここは年末にふさわしく大盤振る舞い。12月に合わせて逝ってみました」
木下「どこがですか、いつぞやの現実の力もそうですが、ここのところ道具に頼る傾向が強いような」
小椋「かの『威風堂々』を作曲したEdward Elgarも、時代遅れなどと言われながら自らのこだわりに徹した名作曲家だったのです。我々も年の暮れの濁流のような日々に忙殺されることなく、執拗なまでにメカニカルスイッチを追求し続けるかの独メーカーの美学を味わいながら、その良き先例に学ぼうではありませんか」
木下「彼の曲は"Majesty"ではなくて"Pomp and circumstance"なのですが」
小椋「細かいことにとらわれては逝けません」
木下「は、はぁ...」

青軸っ

小椋「ご覧下さい、この燦然と輝く少量生産MX青軸」
木下「こないだまでは『キャパシティブ万歳!』とか仰ってませんでしたっけ」
小椋「そ、それはそうなんですが....やはり私としてはクリックがあるとないとでは」
木下「まぁ5576-A01が全ての鍵盤を評価する基準になっているとそうならざるを得ないでしょうね、米原駅の駅そばがスタンダードの管理者さんみたく」
小椋「は、はぁ...にしても強すぎず軽すぎずの押圧セッティングはかなり魅力的です。茶軸はもう少しクリックが弱いそうですし、Linearの黒軸はこれよりも重いそうなので、ちょっと長時間には厳しいかも知れません。5576-C01を叩きまくっている手にはジャストのフィーリング、いつものことながら『これにTrackPointがついていたら』と叶わぬ夢を見てしまいそうです」
木下「ていうか、『限定生産!』にやられたのでは」
小椋「そそそそーんなことは」
木下「やり...しかも直後にろっそいたりあ〜のなMX黒軸を発見したり、本家Cherryから軽加重Linear Actionの『MX赤軸』が発売されたりと」
小椋「いいももーん、伊太利亜はイロモノだし、リニアアクションはRealForce106サイコー!」
木下「....そのうち逝くな、糸色 文寸

左下段付近
右下段付近

小椋「ただ惜しむらくはこの付近の配列なんですよね」
木下「あぁ....やはりゐぃんキーが」
小椋「それでもひとつだけですからまだましなんですけどね。でも左Ctrlを掌底で押しながらU/I/O/Pで全角カナ/アルファベット変換をおこなう私としては、あの不要キーは右側にして欲しかったなと」
木下「ならいっそのことつかわないCapsLockと入れ替えてしまえば」
小椋「OADGな人間としてはそこまでは...」
木下「いずれにしてもかのTopreですら106OADG作りに積極的でない現状では致し方ありませんな」

ナマコ
ナマコが邪魔で下段キーが押しにくい〜

木下「で、あれですか。このどてっと横たわる軟体掌乗せも付属品ですか」
小椋「いえ、どうやらFILCO楽天ショップの特典らしいです」
木下「なるほど、他の気合い入った系フルキーボードに比べると、筐体のパームレスト部分がコンパクトにできてますからね」
小椋「とはいってもRealForceとあまり重さが変わらないですけどね。この手前の絶壁をなだらかに....ということなんでしょう。でもこれが高すぎて最下段のキー、特に私が頻用する左Ctrlが打ちにくいのなんの」
木下「そんなに使いにくければ、使わなきゃいいのに」

なかなかかっちょいい限定

小椋「というわけで、除去」
木下「早ッ」
小椋「ま、BSキーが小さいとか、IBMの鍵盤に比べてキートップのぐらつきが大きいとか、細かなところが気になるといえば気になるのですが、まずは諭吉さんお一人分ぐらいの価値はあるかなと」
木下「といいつつ、どうせならこのおまけが欲しかったと」
小椋「げ、げごっ」
木下「それはいいのですが、一つ気になることが」
小椋「は、何か」
木下「このデバイスと、12月にどのような関係があるというのですか」
小椋「.....まじぇすてぃっく12
木下「なるほど、電波オチですか」
小椋「な、なぞ」

....その330へ続く(べるこめん)