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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その327

木下隆雄「ここの管理者さんがお子さん達の不在をいいことに遊びまくっていたせいか、随分と更新が滞っていました、もう夏も終わってしまったというのに」
小椋良二「いつものことですな、夏に咲くのはキョウチクトウかサルスベリぐらいなもんですし」
木下「今更自然愛好家を気取ってどうするんです...我々は人工物の美しさを愛でる電脳おぢゃんく世界の住人ではありませんでしたか」
小椋「貴方に言われるとは思いませんでしたが」
木下「夏の花と言えば花火、そして今年はそれに優るとも劣らず美しい漆黒の闇空を疾走する稲光で管理者さんの19インチLCDを始め、8ポートHUBやBluetoothアダプタ、ぬりかべくんの有線LANポートなど多数のデバイスが散華、夜空のお星様となったのも記憶に新しいところです、だからサージプロテクタ付けとけって言ったのに3度も直撃食らうとはサル以下の対応能力です」
小椋「し、しくしく...」
木下「・・・・」

木下「ま、そうした些末時は置いておくとして」
小椋「さ、さまつなの?」
木下「更新をサボってた管理者さんのBlogによると彼は酷道を攻めていたようですな」
小椋「しかもクルマに酔いやすい奥さんと同行されたようです。よく生きて帰ってこられましたな」
木下「それはどうでもいいんですが、最難関の十津川〜龍神間を回避して奈良方面に転進しながら『R425を攻めた!』と鼻高々なのはいかがなものかと」
小椋「あれなら昨年の高野裏道払暁戦の方が強烈でした」
木下「そうです、せっかく夏なんだし、山登りと言えば夜、そうではありませんか」
小椋「さっきの貴方の発言は何だったんですか」
木下「何、購入した途端に涼しくなって用無しになった大出力エアコンの出番はこれからです」
小椋「すみません、よくわかりません」
木下「ではとっとと出撃しましょう」
小椋「は、はぁ...」

目指せ山

小椋「え、えと....」
木下「はい?」
小椋「クルマがいっぱい走ってて、ヒートアイランドでものすごく暑いんですけど」
木下「それがなにか」
小椋「さっき確か山登り....」

夜の山小屋
夜の登山口

木下「着きました」
小椋「何だ、またこのオチか」
木下「駐車場は登山客でごった返しています」
小椋「しかも幼児連れもいるぞ、彼らも1人一品ルールにかうんとされるのでしょうか」
木下「親御さん達に是非申し上げたいですな。『山をナメるな!!』」
小椋「こ、こらこら...」

ニワトリピラフ

木下「というわけで、今日はコレ行きましょう」
小椋「なんだ、また前回と同じですか。貴方も漢なら隣の少年達の如く鍋スパ行ってやらんかいこのちきん野郎が」
木下「だからニワトリピラフ」
小椋「共食いかっ」

いい仕事してます....か?

小椋「....(んぐんぐ)雑な造りの割には結構いけますね」
木下「鶏のササミにいい下味が付いているのでしょうか、ニンニクとハラペーニョもよく利いてます。これでピラフだったら」
小椋「ち、違うんですね」
木下「どう見ても焼きめしです」
小椋「こないだの『やんぐはらぺーにょう』と酷似してますけどね...でアッサリ完食。さてどうしますか」
木下「ここに来ると近隣の方のオーダーがとっても気になるんですよね。対角の方は『青コーラと赤コーラ』、おとなりの青年達は各種フロートをオーダーしました」
小椋「真似するのも癪なので、イタリアントマトパフェなぞ如何ですか」
木下「さ、さすがにアラフォーの我々は....」
小椋「そうですか、なにか甘味抑えめのスイーツがいいですね」
木下「では、コレ行きましょう」
小椋「お、おさえめ...?」

どん。

木下「・・・・」
小椋「・・・・」
木下「ちと予想を外しました、ぢょっきできましたか....氷山には及ぶべくもありませんが、密度とカロリーはこちらの方が上と思われます」
小椋「ていうか、青年達のテーブル見てればだいたいわかるでしょうが」

空撮

木下「何、向こうはどうせ走召甘ったるいガムシロ入りのコーヒーとかがベースですし、こちらは抹茶だから、上部構造の雪渓さえなんとかすれば大丈夫でしょう」
小椋「とか何とか言ってる間に、表層雪崩が発生してますよ」
木下「や、やべっ」

雪崩から除去作業

木下「掘り進め〜」
小椋「飲食店で使うような語句ではありませんな」

クレバスにホース注入→泉を汲み上げ....げっ

木下「を、やっとクレバスが顔を覗かせてきました。滑落に気をつけながらアイスの甘味を中和する緑色の泉を汲み上げるとしましょう」
小椋「どれどれ.....(ずごごっ)う"....」
木下「・・・・」
小椋「アイスより甘いぢゃないですか」
木下「想定内です、餃子定食に餃子を追加したようなもんかと」
小椋「その割には視線が容器内を凝視してますが」
木下「だ、だいぢょうびでち〜〜」

完飲

木下「ほっ、なんとかくりあ」
小椋「フロートにはレモンケーキがないんですね、残念です」
木下「うぷっ」

登山道案内

小椋「....なにやら随分と多くの新道(=メニュウ)が紹介されてます」
木下「載ってないと思ったら、こちらに赤青のコーラがあったんですね....作っているところを見てしまったんですが」
小椋「なぜそこで『しまった』なんですか」
木下「いやなんかマズイものを目撃してしまったような」
小椋「確かに」
木下「んで次回は『あつげしょう』ふるばーぢょん2500炎也ですか」
小椋「今度は貴方独りで遭難して下さい」

....その328へ続く(犬ゾリ持ってけばよかった...)