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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その311

小椋良二「貴方の砂被りをいぢっているうちに、ここもすっかり灰色と化してしまいました」
木下隆雄「まだ終わってませんよ、ここからが本番です」
小椋「まだ続くんですか」
木下「当然です。こないだ『Finalty for DOS/V』を母艦で動作させようとしたらダメだったじゃないですか。メビウスジャンボくんはせっかくAWE32互換実装でゲームポートまでついてるんですし、わざわざイニシゑのデバイスを引っ張り出してきたんですから、なんとか動作させてあのBGMをもう一度....です」
小椋「それはご苦労様です。しかし人間ひとつのことを突き詰めすぎると、大抵は袋小路の掘削工事になってしまうものです。たまには一息入れてみるのも、人生の幅を広げる一助となるでしょう」
木下「息抜きが人生の貴方に言われると、説得力がありますね」
小椋「ありがとうございます」
木下「皮肉の通じない人ですね」
小椋「でほ」

原点回帰ッ

木下「....でこれは何ですか」
小椋「息抜き」
木下「....なるほど、貴方の人生そのものですな」
小椋「し、しょうがないでしょう。全オプション揃った未使用新品がトンでもないお値段で出てるんですから...とにかく電源が入って、多少なりともそふとが入ってるのはこの辺でいいのではないかと」
木下「今更ながらに現もりやん隊長のお店になってるあそこで、アウトレットを逝かなかったのが悔やまれるのではないですか」
小椋「う、うーん....」
木下「まぢ悩みかよっ」
小椋「まあいいでしょう。あの時はATAカード逝くので精一杯だったんですから」
木下「遠い昔ですのを」
小椋「まったくですのを」

ホントに4本?

小椋「さて、とりあえず動くこのましんですけど、ACジャックが半田割れのようなので早速バラしてみますか」
木下「なんかこれ、ネジが足りてるんでしょうか」
小椋「もう14年前のましんですから、その辺はテキトーということで」
木下「解説ページをみると、キーボードカバーをまず外して上から攻めるようですが」
小椋「まあ2〜3個所のコテ当てぐらいなら、ボトムカバーを外せばなんとかなるんじゃないですか」
木下「『急いては事をし損じる』『急がば回れ』『拙速よりも巧遅となせ』『鶏口となるも牛後となるなかれ』、今の貴方にぴったりの言葉は世に溢れています」
小椋「最後のはなんですか」
木下「いや、ついノリで」
小椋「や、やり....」
木下「しかし急いても慎重でも結局つぼるのでは」
小椋「ぎぎゃふんんっ」

意外と簡単

小椋「などといいつつ、アサーリ外れました」
木下「貴方にしてはめづらしくスムースですね、今回はどういうオチですか」
小椋「失礼な.....ではこのまま修理に突っ走るとしましょう」

コテっ

小椋「なるほどここですか、当時としては実装密度高い基板だったと思いますが、意外に手が入れやすそうです」
木下「実際に入れてるんじゃないですか、ここ」
小椋「創かもしれませんね、メーカー製にしては妙にイモってます....はい終わりました」
木下「非常にアサーリですね」
小椋「さて、元に戻してみましょう」

ばぎゃっ

小椋「....」
木下「あー...やっちまいやがりました」
小椋「ま、まぁこの程度の出っ張りは」
木下「バッテリーパック固定のキー部分です」
小椋「ぎょぎょっ」
木下「なんとか引っかかりそうですが、もう一回ボトム外したらナンマイダぽですね」
小椋「しくしく....」
木下「まぁまぁ、せっかくNi-MHが(よりどりみどりで)6本もあるんですから、電池駆動もやってみるとしましょう」
小椋「チャージャーユニットが載ってないので、充電器フル稼働です〜」
木下「しかも熱いし...」

単独運転

小椋「容量バラバラのセルですが、とりあえず動きました」
木下「3分ほどでしたね」
小椋「真のうるとらまん」
木下「げははは」

一反匁と鬼太郎?

小椋「とりあえず、のっけてみましょう」
木下「何か意味があるんですか」
小椋「遠近感の表現」
木下「な、なぞ」
小椋「さて、とりあえず動くようになりましたし、チャージャーユニットは例のお店に在庫があるようですし、これからの発展が楽しみなところです」
木下「んなこといって、また次が待っているのでは....」
小椋「で、ではまた来週〜」
木下「まだ続くんかいっ」

....その312へ続く(元祖の次は本家?)