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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その300

木下隆雄「さて、今年も残すところあと340日余りとなりました」
小椋良二「相変わらずの出足の鈍さですね。新春に『宇宙戦艦ヤ○ト』を大人nyしたからですか、その言い草は」
木下「まだ5〜7話が行方不明ですってば....ってそれは関係ないのですが、いつものことではありませんか、今年は特に管理者さんが東へ西へと民族大移動だったみたいですし」
小椋「挙句の果てに2週連続りっちなほてる三昧で6桁出費はどうかと思います」
木下「奥様がいない間に目盛やらばってらやらで福沢さん5人ロストもどうかと思いますが」
小椋「ふしゅるるる」
木下「やぱあ〜た....」
小椋「げっ」

木下「というわけで、今年も残すところ...」
小椋「もういいですってば」
木下「なのでそろそろ大掃除にとっかからねばならないかと」
小椋「は、はぁ....で、どの辺からいきますか、デスク右手の黒い有象無象ですか」
木下「昨年からの懸案としてこのあたりが残ってます」

売るほど有る

小椋「ぎょつっ」
木下「取りあえず押さえたはいいんですけど、どうするんですか。こんなに」
小椋「い、いやその....アルプススイッチはバックリングスプリングに比べて耐久性に劣るって聞きますし、もう10年以上前の機ですし、保守を考えたらやぱそそれは」
木下「それだけ?」
小椋「......外貨獲得手段
木下「さて、それでは旧東欧からの流出武器を第三世界へ横流ししてる某隣国に倣い、我々も整備にとっかかると致しましょう」
小椋「○○どん食らっても知らんぞ」

裏5本ネジを外す
左右どちらかのツメを外し、逆方向にずらして手前から開けると...
2枚オロシ

小椋「流石にお金かかってるだけのことはあります。どうですかこのはめ込み制度の高さは」
木下「それにしてもこの脂っこいホコリの堆積は一体何でしょうね」
小椋「どこぞのFAで使われていたのかもしれません」
木下「章魚部屋とはまた違った意味での、有る意味正統派な過酷環境にて労働に従事されていたのでしょうか....で、どうするんです」
小椋「なに、これだけ在庫があれば思い切った作業が可能というものです」
木下「太っ腹ですね。いつものガケップチ作業と違って」
小椋「はっはっは」

ネオテック謹製引っこ抜き道具

木下「おまけにこのような工具まで買っておられましたか」
小椋「ようやく出番が回ってきました。見ると何の変哲もない、鉄板を曲げただけの工具なんですが」
木下「ところでそんなにバキバキ抜いてっちゃっていいんですか。スタビが入った大型キーもあると思いますけど」

整備性グー♪

小椋「そこはそれ、ごらんのとおり弾性プラスチックのコの字型フックですから、ブッコ抜いても無理はかからない構造です。流石は芸の細かい目鉢Mといったところでしょうか」
木下「でもほら」

10キーのenter

木下「これなんかは」

ロック付き

木下「力の逃げ場がないように見受けられますが」
小椋「まったーっブッコ抜き待ったぁぁぁっ」
木下「まだ5枚ありますけど」
小椋「それもそうですね」
木下「変わり身早ッ」



木下「とりあえず124個、全部抜き終わりましたが....しかし何ですか、この堆積物は」
小椋「いったいどこで使われてたものなんでしょうねぇ、真ッ黒ケでミョ〜に脂っこい香りがするんですけど」
木下「少なくとも蛸部屋ではなさそうですね」
小椋「別の意味でのガチな職場のような気もしますが」




木下「ひっくり返してみると、ここに刻印がありますね」
小椋「某サイトではキーのメカにもあるとの記載がありますが、バラしてみます?」



小椋「ま、我々がバラせるのはこのあたりだけでしょう」
木下「ほほぉ、ここも外れるのですか」
小椋「グリスがついてますからねぇ、キーを洗浄するにあたっては必要かと」



木下「ではさっそくとりかかりますか」
小椋「とはいえ芸の細かい鍵盤、キートップのほとんどは外れるわけですから」



小椋「とりあえず戻しておきましょう」
木下「う、うにょ?」
小椋「A01に比べればずっと簡単です、ピンを立ててこそっと嵌めれば」



小椋「このとおりあっさり元通り、トップを引っぺがすのはまたの機会と言うところで」
木下「結局そこですか....相変わらずですな」
小椋「なにせ

長期ダラダラ300回

ですから」


木下「やり」

....その301へ続く(せんちにある)