短期集中連載(笑)
−この物語は、フイクションである(?)−
その288
木下隆雄「また暫くここの更新が止まっている間にいろいろあったようですね、管理者さんがお仕事で使用している唯一無二のワークシートが巨艦もろとも吹っ飛んだとか」
小椋良二「なんだか『X30ばかり使っていて目の疲労から頭痛になったので』とかもっともらしい理由を述べておられましたが、結局のところ現代の白黒鯨を見せびらかしたかったが為だけにカバンに入れてモバイルという所業に及び、脆いと定評のある17mmハイト8.4GBを圧壊させたようです」
木下「その上誰にも気づいてもらえずにスネていたのが、ここの更新が遅れた理由のようですね」
小椋「まったくそのようで」
木下「あはははは」
小椋「あははは....しくしく」
木下「よちよち」
小椋「....ま管理者さんの自爆はさておいて、そもそも画面がデカいからという理由だけで本来運ぶべきではないものを持ち運ぶということ自体が誤っているわけです」
木下「それは確かにそうですが、やはり字を大きくする必要がある以上、本体そのものの大型化も避けられないのではありませんか」
小椋「そこはほら、逆転の発想です。要は見やすい画面と打ちやすいキーボードさえあればいいと思うのです」
木下「なるほど、そうきましたか。しかしながら正直今さらこのスペックでは複雑に入り組んだ関数が祟って数MBに膨らんだワークシートの処理はキツイのでは」
小椋「そうおっしゃると思って」
木下「あぁ、ついにやっちまいやがりましたか」
小椋「またそのような....最高クロックの400MHzには届きませんが、とりあえずこのくらいあっぷぐれーどしておけば、かの巨艦に匹敵するほどの処理速度は期待できるのではないかと」
木下「確かに目盛がEDOというショボさを除けば、逓倍率にしてx0.5差ぐらいならそこそこ動くかもしれませんね。で、確か換装には熱伝導マテリアルが必要だったかと」
小椋「おぁっ、そうでした。では買いに行きましょう」
木下「行きましょう」
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小椋「(しゅたっ)はい、もう買ってきました」
木下「なんだか地球を0.02周ほどしたような気がするのは」
小椋「気のせいです」
木下「なんかエクトプラズムのようなものが写ってるのは....」
小椋「気のせいです...さて、さっそくばらしますか」
木下「裏のネジ外しまくりはともかくとして、この両サイドのラッチはかなり難儀ですね、あちらこちらのWebページでも紹介されてますが」
小椋「無印/E/Xとまったく異形の臓物を同じ筐体に無理から詰め込み、挙句に剛性を更に高めようとした結果がこういう構造になったのではないかと」
木下「前段階さえくりあしてしまえば、あとは意外とシンプルですね」
小椋「そこはほら、560ですから」
木下「530と違って」
小椋「は、はぁ....ではこの
ヒートシンクをおねがいします」
木下「お安い御用です.....(めりめりばきゃっ)」
小椋「を、を〜〜〜〜いいっ」
木下「しょうがないでしょう、ネジ舐めちゃったら一巻の終わり、全体重かけるのはでふぉです。とりあえず露出成功」
小椋「やっぱ次は自分でやります」
木下「だからいつもそう言っとろうが...」
小椋「あとはこのMiniCartridgeの左端を上下にユッサユッサしながら...」 木下「なんだか卑猥です」
小椋「な、なぞ」
小椋「はい、取れました」
木下「ボケまくってますね」
小椋「とりあえず賑やかしですから」
小椋「あとは買ってきたグリスを盛って」
木下「なんかちとヒートシンクが浮いてるような気がするのは」
小椋「気のせいです」
小椋「はい、このとおり無事に認識しました。今げし中ですが中々に快適です」
木下「とりあえずオチはありませんでしたがよかったですね」
小椋「前半が余分です」
木下「ところで、またエクトプラズムのようなものが写っている気がするのは」
小椋「お約束です」
木下「なるほど、そういうオチか」
小椋「それをオチと呼ぶのなら」
木下「ぎゃふん」
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