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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その275

木下隆雄「最近たまに思うのですが、すべての進化が人間にとって有益であるのかというと、必ずしもそうとは言い切れないのではないでしょうか」
小椋良二「えーと....例えば耳年増がカレカノをげっちゅーする確率が対照群と比して有意に低いということでしょうか」
木下「それは管理者さんに限ったことです....ってそうじゃなくて」
小椋「それ以外に何か」
木下「つまりはあらゆる技術が本来人々の善意に基づいて開発されてきたのが、ある程度成熟期を迎えると商業ベースに乗せる事が最優先され、利用者の利益は二の次にされることが多いということです」
小椋「なるほど、最初はむふふな画像を垂れ流していたサイトがいつの間にか有料化されていたりするアレですね」
木下「そっちの方しか頭にないんですか」


木下「さて、そんなわけで我々をシアワセにしない進化がある一方で、そうした動きをスリ抜けるための技術も存在するワケです」
小椋「花火大会前後の隅田川河岸における建築物をめぐる攻防戦ですか」
木下「....いたちごっこということですか、ま、これもそうといえますけどね」
小椋「ほう、どれどれ」

『画像安定装置』

小椋「なるほど、今週は犯向委週間というわけですか」

あくまで『画像安定装置』

木下「な、何をおっしゃいますか、古くなったVHSの映像の色にじみやガタツキを安定させるのがこの機械の機能です」
小椋「ほっほぉ....その割には随分シンプルで小型ですね」

パカっと3枚下ろし

木下「それはともかくとして、ではさっそく改造に入りましょう。ネジふりーな激チャチ筐体で整備性も満点、まさにいぢってくれと言わんばかりです」
小椋「別に裏のシール剥がして作業だけでもいいんでないですか」

とって付けたようなヂャンパ

木下「ぶった切るのは簡単ですが、後ほどに備えて丁寧に離しましょう。ではどうぞ」
小椋「結局また私ですか」

丁寧に外す

小椋「ほい取れました」
木下「相変わらず基板を熱しすぎですね。素子を焼いてしまいますよ」
小椋「だからあ〜たがやれっ」
木下「そんな貴方に船越義珍先生の名言『私はできない。だが君達ならやれる』」
小椋「至極迷言」
木下「その勢いでちっぷじゃんぱもご〜ご〜」
小椋「やり」

ここは画像安定化回路の入口らしい

木下「さて、これでおっけです。貴方にしてはうまく剥がしました」
小椋「もういいです....けどここって」

信号のI/O部

木下「はいはい、ここでさっきのリード線の出番です。パターン確認して間違えないように」
小椋「またワタシかい...」

信号する〜

木下「はい、これで完成です。これでこの機の○コな画像調整回路をスルーできます」
小椋「それが目的だったんでは」
木下「何をいまさら」
小椋「それもそうですね」
木下「では、早速赤ポッチおん」
小椋「をーちゃんと動作してますね....ん?」

ちょっとシマシマ

小椋「....なんだかエフェクトかかったまんまですよ」
木下「いやぁ、ちょっとキャプチャのS-INが6ピンの特殊なDINみたいで、手持ちの4ピンDINが接続できないんですよ」
小椋「ということはさっきの怪造は」
木下「いみな〜」
小椋「やり〜」

....その276へ続く(しかもVideoStudio7が+DL非対応)