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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その274

木下隆雄「そうこうするうち明けましたな、相も変わらない激動の年が」
小椋良二「仰ってることが微妙に矛盾しているような気がするのですが」
木下「ほらよく言うではありませんか、わんこに梅干を見せつづけると唾液を出しまくるというアレです」
小椋「猫に塩辛ともいいますね」
木下「WWFに見つかったら動物びすけっとを死ぬほどねじ込まれますよ」
小椋「頭の中までおせちでも詰まってるんですか」
木下「あ〜たもです」
小椋「う、うーん....」
木下「『考えるな、感じろ!』」
小椋「デス高の山口ですか」
木下「お〜い止めてくれ>誰か」
小椋「お〜い>水棲生物さん....てことでしょうか」
木下「でふぉ」

木下「現代社会という激動の波濤、これを越えていくことは容易ではありません。しかし猛き波の下は静かな海という例もあります。我々は深く静かに潜行しようではありませんか同志」
小椋「貴方は己をポル・ポトにでも擬しているのですか、気宇壮大なことです」
木下「とんでもない。ポル君は負けましたが、私は負けませんよ」
小椋「....AAAとお呼びすることにします」
木下「またむつかしいボケですね」
小椋「で、具体的には」
木下「こんな感じで」

上のIPが仮想NIC

木下「いかがですか。Internetという大海を安全に渡るには海底を深く静かに潜行するに限ります」
小椋「そういえば嵐の紀州沖にDVDコンボ入りのコンテナを投棄した船がありましたね」
木下「....は?」

ファイル/フォルダ表示までは遅くない

木下「ほらちゃんと実体NICが未接続のThinkPad600がイントラネットに接続しています」
小椋「ホントですね。しかも仮想NICのスループット100Mbpsと出てます」
木下「魚青読みすぎ」
小椋「64kbpsがボトルネックですからね」
木下「この状態じゃファイルコピーにしても100KBぐらいまでのサイズが忍耐の限界って感じです」
小椋「では、いつものとこに行ってみますか」

・・・・・(車中)・・・・

木下「....ここがそうなのですか」
小椋「街中は電波の海の底ですからね....ではNetstumbler起動してと」
木下「は、犯向委」
小椋「をろ、なんかはねられましたね」
木下「Portが開いてなかったんでしょうか。まあもう少しまっと〜な手段でテストしてみましょう」
小椋「というと」

Mobile Zoneにて100円マック

小椋「結局ここですか。これならわざわざVPN張らなくてもファイル転送だったらVNCかFTP使えばいいんじゃないですか」
木下「考えてもみなさい、こんな公共回線にわずか1Pass保護のVNCやFTPなんかの素のノード流しても大丈夫なんでしょうか」

Pingに反応、DHCPサーバからもIPレンタル

小椋「確かに危険ですね。その点いろんな種類のノードをhttpsでカプセル化して通すコレはちゃんと設定さえしとけば安全ですか」
木下「で、こういう使い方もありと」

結構サクサク

小椋「....なんかAT&TのVNC開発者の意図が.....」
木下「ま、Mobile ZoneのAPといってもメチャ空きのお店ですからね....元の帯域が確保されてるから、多少オーバーヘッドがあっても速度的にはそんなに変わる感じがしません」
小椋「そんなもんでしょうか」
木下「そんなもんです。では実際にスループットを計ってみましょう。ちょうど幸いにPacketiXのchm版ヘルプ(40MB)をウチに忘れてきてしまったので、早速落としてみましょう」

残り表示がガタガタ

木下「はい、だいたい8分でした」
小椋「すゲェ大まか」
木下「ということは40,000,000/480=83Kbyte/secでしたから、83.33*8=666Kbpsとなりますか、なかなかに高速です」
小椋「なんか今回はスゴクマトモなことをやっている気がします。でこの仮想LANを何に使うんですか。プリンタサーバに外部から印刷データ送って仮想FAX送信とか、業務用のファイルを自宅サーバに置いておいて随時VPN経由で修正かけるとか、自宅にPOPサーバ立てて外部から安全にアクセスするとか」
木下「コレだけの帯域が確保できればそんな用途だけじゃもったいないでしょう。こんな感じで」

VPN経由でサーバ上のMP3をクライアントで再生

小椋「これはまた強引な」
木下「でもちゃんとMP3が演奏されてるでそ....たかがビットレート100Kbpsぐらいのストリーミングデータなぞ楽勝です」
小椋「ではもう少し重い処理いってみますか」
木下「な、なに」

VPN経由でサーバ上のMPEG1をクライアントで再生失敗(^^;;

小椋「あ〜〜〜こりゃだめだわ」
木下「さすがに帯域がギリギリのムービーは無理がありましたか、ですがこのマシンの搭載メモリが316MBですから、もう少しメモリを足せば何とかなるんじゃないでしょうか」
小椋「それにソフトウェア的にエミュレートしているので結構負荷がありますね。その点最近のマシンのCPUが今週からYonahコアのマシンに変わり始めてます。そうした機械に1GB目盛積んでみればあるいは....とちょっと期待しました」
木下「その辺は水棲生物さんに検証をお願いしましょう」
小椋「そうですね....ところで」
木下「何でしょう」
小椋「何のためにこのようなまわりくどいシステムを?直接ならもっと分かり合えるのに」
木下「をを、ヤザワ大佐」
小椋「ではおあとがよろしいところで、今年もよろしくね」

....その275へ続く(あとはVNC無限ループトンネルとか....)