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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その221

木下隆雄「今年はいつもとちがって『ぬるっ。』とした年明けでした」
小椋良二「....えと....もう松は取れてるんですけど」
木下「だってそうでしょう....生『ぬるっ。』と温かい、その陽気のせいで地面も霜柱が立たずに『ぬるっ。』としてる、景気も良くなったんだか悪いんだかわからない『ぬるっ。』とした状況、貴方に同行した伊豆大島ではキョンに餌をあげようとしたら手をでろりんされて『ぬるっ。』とするし、七面鳥の羽は小林幸子みたいに『ぬるっ。』としてるし....」
小椋「ツバキ花粉で鼻とアタマをやられましたね」

木下「まあそんな穏やかに明けた2004年はズバリ、『キメラ』の年だと思うのです。キョンに噛まれたのもそれを象徴していると言えるでしょう」
小椋「別にキョンはきめらではありませんが....」
木下「餌をやるとおじぎするというシカの特性を持ちながら、サイズとカラーはウリ坊のキュートさ。これからのテクノロジーに求められるのは性能と共に優れたヒューマンインターフェースの溶融でしょう。というわけで我々のPCにも早速エミュレータを導入することにしましょう」
小椋「強引という以前の支離滅裂さですね。エミュというと....PC-FXですな」
木下「そういう筆者がかつてオ○ムショップの同居店でしか見たことの無いアーキテクチャは置いといて....まずMacです」
小椋「当り障りのないところから来ましたね。Macならまあ....BasiliskIIとか、SoftMacとか?」
木下「悪くないですが....いくらパワーがあっても足りないくらいに激遅でしょう」
小椋「それはしかたのないところです」
木下「性能に妥協無くROM無くエミュを極めようと思ったら、やはりこれです」

小椋「え....これROMイメージ無しに動いているのですか?」
木下「当然です」

小椋「だって著作権の問題が....」
木下「ない。」
小椋「そ、そなんですか?」

木下「それにこのとおり、NTサーバにもちゃんと接続可能です」
小椋「なんと....」

木下「それにほら、見えますか?マウスカーソルはちゃんとMacのものですよ」
小椋「ほほお....芸が細かいですね」


木下「ちゃんとネットワークにつながってる証拠に、WWWブラウザも動いています」
小椋「ををすごい、重いと定評のあるタトさんちの木反もサクサク表示されますね....これは驚異の性能といえるでしょう」
木下「どうです。ここまでくれば既にホンモノと遜色ないと胸を張って....」
小椋「ところで、こんなところにこんな敗戦が」

木下「う、うぎょっ」
小椋「それに何だか画面がさっきから左上だけのような気がするのですが....全景を見てみましょう」


木下「・・・・・この状態で電源を落とせます」
小椋「なるほど、そういうオチか」

....その222へ続く(黙ってオレにあたりじゃぐぁー)