短期集中連載(笑)
木下隆雄「早いものですね、いつのまにかもう年の暮れになってしまいました」
小椋「これこれ人聞きの悪い、これでもれっきとした『新車』ですよ、そんな失礼なことをいってはホーネッカー氏に国家反逆罪で銃殺されます。材料不足の末に考案された世紀の発明、『有機ハニカム外装板』とでも言っておきましょう」 木下「『とでも』...?」 小椋「それにどうです、このデラックスな室内。スバル360も真っ青の大人4人が楽々....乗車できます...多分」
小椋「でもほら、パワーが大体同じ(26PS)だから」 木下「キャビアとトンブリを比較するような真似は止めましょう」 小椋「とにかく、これは27年の歴史を誇るこの
小椋「そのヒミツは足にあり」 木下「どれどれ...」
木下「どうって....千里浜を走った後に下回りのスチーム洗車をしなかったとか...?」 小椋「これだから車オ○チは...リアを固めるのはあのS54B以来伝統的にスカイラインの走りを支えつづけたトレーリングアーム式独立懸架、それにオリジナルでは5.30-13バイアスだったタイヤが、なんと145/70SR-13のラジアルに換装されています。これを見て熱き血が騒がないのですか嗚呼貴方という人は」 木下「今どきどこの世界にバイアスタイヤの乗用車がありますか....それに私が気になるのはフロントですよフロント」
木下「横置きリーフのね。それになんですかこの地を這うようなロードクリアランスは....」 小椋「ああ気がつかれましたか。そうそこがこのマスゥイーンの最大の弱点なのです。でもキカイダーの良心回路みたくヒーローは常に何かしら脆い所があるわけで、いわばこれはロータスヨーロッパ並の特徴をもった峠の戦闘機と言えましょう。『しまった!スタビライザーを打ったかッ?!』の代わりに『しまった!ダイナモを打ったかッ?!』とか言って」 木下「バトル開始前にリタイアですな。第一これじゃ峠に行く前に段差の多い日本の街中なんて絶対ムリですよ」 小椋「その点は大丈夫。これをご覧ください」
小椋「安全基準と排ガス規制満たしてないかららしいですけどね」 木下「触媒つけたらベンチでも回らなかったりして」 小椋「というわけで書いてあるとおり、子供の玩具なんかにどうでしょう」 木下「いくらなんでも高すぎますよ」 小椋「こないだエンペックス気象計のハンディGPSを内緒で衝動買いした方のお言葉とも...」 木下「わーーーーー!!!! ....とそれはともかく(ゴホゴホ)ここに『保証つき販売』かどうかが記載が無いんですが」 小椋「すでに倒産している会社のクルマをどう保証せよと?」 木下「えーと....現品交換とか」 小椋「この中古車屋ならありうる.....」 木下「....(ーー;(__;(ーー;(__;)」 (商品の詳しい内容がお知りになりたい方はこちら) |