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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その209

木下隆雄「ここもまたご無沙汰になってしまいましたね、こないだの『煩悩でイッパツ』から2ヵ月ですか」
小椋良二「その『ア○ヒ芸能』並みなキャッチは何ですか」
木下「何ですかって、貴方がしばらく姿を見せないからこんなことになったんですよ、いったいどうしていたんです?」
小椋「いやまあ、ちょっと精神修養に」
木下「は、はぁ....」

小椋「まあそれはともかく、人間は心持ち一つで周囲への感受性をもっと上げられるということに気がつきました」
木下「....そうなんですか?」
小椋「たとえば私がいつもお仕事している受付けカウンターの木材、これにも魂が宿っていると感じると、温かい気持になれるのです。その姿勢さえ忘れなければ、どんなに自然を離れた都会の雑踏の中でも心豊かに生きて行けるでしょう」
木下「なんだかホントに精紳系入ってますね」
小椋「では、早速取材に行きましょう」

木下「....結局ここかい」
小椋「そうです。あらゆる物の中に魂が....」
木下「はいはい、それにしても今回は随分と寂しいテーマですな、一人で入って一人で見て、一人で始末して出てくるわけですか、私は行った事がありませんが」
小椋「まあそうおっしゃらずに、実は以前から気になってた事があるんです」
木下「というと?」
小椋「ここら辺って競合店が多いでしょ、実際に一番コストパフォーマンスの一番高い店はどこなのかと」
木下「どうでもいいですけど、とりあえず計算してみますか」
秋葉に乱立する個室ビデオ屋ドモ
順位 店名 時間/分(分単価) 備考
1位 ???? \0/∞(0.00) ロードに時間かかる
2位 以下ほぼ同様 大体\1500/60分(\25/分) グッズサービス、おしぼり無料など
小椋「酷い手抜き計算ですね....ですけどトンデモ高い町中の一店を除いてどこも似たり寄ったりですね。あとは価格と引き換えに備品での差別化ですか」
木下「そういうところって、さらに行きたく無い気が...」
小椋「で、トップがダントツの安さですね。どこですかこれは」
木下「ここです(ちっ)」
小椋「( ゚゚)( ∞)( 。。)( _ _) ドタッ!」

木下「しかし相変らず秋葉の同人化が止まりませんな」
小椋「嘆かわしい事です。こうして歩いていても黒いモノに出会う機会がめっきり減ってしまいました」
木下「さっきじゃんぱら店頭に560と530のジャンクが放出してありましたよ。ニコイチすれば一台位出来るんじゃないですか」
小椋「いやそうじゃなくて、基本を押えずして応用も本質剥離もないと申し上げたいのです」
木下「.....は?」
小椋「たとえば、私の知らないうちに
La Present des Anges
こういう店が出てたりとか」
木下「なんと申しますか、こういうロケーションにジュエリーとアクセサリーのお店ですか....動的女性人口が極端に少ない秋葉、店内にはメイドさん満載、彼女へのプレゼントをこういうお店で探すとも思えないし....昔の此処山岡の薫りがしますな」
小椋「またそういうアブナイ発言を....」
木下「でもその筋ではもうかなり有名なようですね。しかしある限られた層に対してはキャッチ率100%でしょうな」
小椋「そう、コンセプトは正しいと思うのです。ただ顧客のニーズというものをもう少し広く....」
木下「....というと?」
小椋「この制服も投票で決めたようですが、本来は黒のロングスカートに長丈のエプロンが基本であると申し上げたいのです」
木下「つまりは貴方も覗いてみたかったと」
小椋「う....」
木下「仏作って魂入れず、と」
小椋「なぞ」

....その210へ続く(cos-chaにも入り損ねた)