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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その200


木下隆雄「先日読んだ本のデータによると『家事平方根の定理』というのがあって、洗濯、掃除、食事作りに注ぐ労力をそれぞれX,Y,Z、aを定数とすると、『X^2*Y^2*Z^2=a』となるそうです。つまりある家事の能力が突出すると他の能力が限りなくゼロに近づくということですな」
小椋良二「突然人の部屋に押しかけてきたかと思えば....その点私の場合はバランスが取れていますな」
木下「よくもぬけぬけと...このスペクターばりの机上を見れば一目瞭然です」
小椋「そのとおり。マイナスの2乗はプラスというわけで」
木下「このぐうたら亭主が....」
小椋「コワイヨ、デイブ....」

小椋「まあ私の部屋は半分仕事場も兼ねているわけで、自分の動きやすいように配置を決めるのもまた大事なわけです」
木下「どう見ても単なる趣味にしか見えないのですが....とくにほら、この箱とか(がさごそ)」
小椋「あ、ちょ、ちょっと勝手に開けないでください。仕事道具がやっと届いたんですから....」

木下「やっぱり趣味じゃないですか....」
小椋「何をおっしゃいますか、日々お仕事の友として助手席に鎮座する超越ノート用のオプション群です。ちょうどClub IBMで特価セールがあったもんで」
木下「なるほど、不良在庫一掃セールですか」
小椋「....オソラクハ....」
木下「しかし右下のコレはどうでもいいとして、2つとも決して安くはないでしょう....」
小椋「いえいえ、これだけのものが全部あわせて\9,000ですから、純正品としては破格でしょう」
木下「必要とされない物の価格は暴落すると」
小椋「しくしく....」

木下「なるほど、これは使えそうですね」
小椋「そうでしょう?換装以来今日まで燻っていた10GB-HDDの出番がやっと循ってきたというわけです」
木下「10GBもあれば、貴方の仕事のお供の『ナデ○コ全26話+特別編+劇場版予告編つき』もバッチリ入りますね」
小椋「つ、次逝ってみましょう....」

木下「あーやっぱりね、こりゃまたスカスカの....」
小椋「こ、これがあるからCRT出力が....」
木下「本体後面にもありますね、CRTポート」
小椋「し、しかしこれをつければ本体とあわせて4台のUSBデバイスが」

木下「....見事に潰されてますな」
小椋「Zがですか?」
木下「....現実逃避してますね」
小椋「というわけで、今回はこの辺で」
木下「に、200回記念すぺしゃるは....?」
小椋「何のことですか、我々はまだ62回しか登場してませんが?」
木下「やり....」

....その201へ続く(はて?)