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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その188

木下隆雄「昨日花粉症仲間の近所のオバサンに会ったら、外でマスクもせずに平気な顔をしてるわけですね。どうしたのかと聞いたらグァバのお茶が評判どおり効いたとのことです」
小椋良二「『イワシの頭も信心から』とはよく言ったものですな」
木下「さ、さあ....そのオバサン、『もうマチャアキに足を向けて眠れないわ、明日からテーブルクロス抜き練習しなきゃ』といってましたが」
小椋「そういえば、あなたもいつもの年だったら顔面白糸の滝状態だったと記憶していますが....今年は良いようですね」
木下「ええ、カミサンにいわれて食べるものには気を使ってますから。仕事中の食事はカミサンのおにぎりだけ、食事の後はマイクロカプセル封入乳酸菌をのみ、のどが渇いたら波動水をひたすら飲む、他のものは一切口にしないと徹底していますから」
小椋「なるほど、でこの助手席にあるぽてちとあらびきフランクは何ですか」
木下「に、人間たまには息抜きも必要だということで....」
小椋「....息抜きのついでに人生やってるんでしょう、貴方」
木下「うまいこといいますね」
小椋「開き直ったな....」

木下「とりあえずこんな塩辛いものだけじゃのどが渇きますね。何か飲み物を買ってきましょう」
小椋「また貴方のことだから言迷な汁を買ってくるつもりなんでしょう....コアップガラナとか、ビッグエーのユニオンコーラとか、ズッコディフルッタの60円シリーズとか」
木下「....それだけ知ってれば貴方も立派な言迷汁家ですが....そんな邪道なものは買いません。ちゃんとした信頼のブランドがほらここに」

小椋「....念のために聞きますが、右の販売機のことじゃないですよね?」
木下「それ以外に何があるというんです?」

小椋「だってこのデカ缶に書いてあるじゃないですか。『チェリオから乗り換えろ!』って」

木下「私や貴方はともかく『BYG』なんてブランド、どのくらいの人が知ってるというんですか....いうなればx86系第6世代と期待されながらWin9xでは先代より遅いことがバレて、NT系サーバ用途と一部のタトえ首さんが使っただけで舞台から去った、『Intelの豊登』ことPentium Proと同じ立場の、『汁界の吉村道明』かと」
小椋「そんな歴史上から瞬殺されたものと一緒にされても困るんですが....しかし我々が中学校の部活帰りに文適堂で買ったときより40円も値上がりしているのは言語道断です(ごとっ)」

木下「ものすごくローカルな話ですな....おっと、ちゃんとここで栓を抜いていかないと愚地克巳を呼ばなければ開けられませんよ....あ、あれスクリューキャップになってますね」
小椋「スクリューでもクラウンでもどっちでもいいんですが、とりあえず裏ブタはめくっとかないと、当たってるかもしれませんよ」
木下「そうですね、よっと......『こんどこそあててね』....」
小椋「それ、みりんだです」

....その189へ続く(果汁が2%も入っているとは)