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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その177


木下隆雄「そういえば先日、私のところにこのような何やら怪しげな添付画像つきのメールが送られてきましてね....その方面についてお詳しい貴方にご相談しようと思ったのですが」

博士「何かね君は、この乳牛の種を遺伝子レベルで検索せよとでも言っておるのかね?」

木下「わっ、なぜ貴方がここに....?相方のメイドさん愛好家はいったいどこに....?」

博士「誰のことを言っておるのかね?私はそのような浅薄な趣味は持ち合わせておらんぞ。それに何だ、メイドさんとは....『女給仕』と呼べ『女給仕』と」

木下「....いつぞやも拝見しましたが大分偏った見識をお持ちのようで」

博士「君も私の相棒に負けず劣らず棘のある物言いじゃのう....じゃがまあいいじゃろう。少なくともこのウェイトレスさんを『女給仕』と認めない点では見解が一致しておるわけじゃな?」

木下「は、はぁ....まあ....ウェイトレスさんは『不特定多数の人物への奉仕』、メイドさんは『特定人物への奉仕』ということですから」

博士「なにをズレたことを言っておるのかね....」

木下「....違うんですか?」

博士「それでは何かね、君は特定人物に奉仕するのだったら、

こんな格好や、 こんな格好や、 こんな格好を
しておっても女給仕さんだと言い張るつもりかね....?君の家はアパートかね?」

木下「一戸建てです。僕はただ....」

小椋良二「おいよせ、博士に反抗するとあらぬ言いがかりをつけられて爆破されるぞ」

木下「僕はただ聞いてみたかっただけなんです....ってどこへいってたんですか貴方」

小椋「貴方がハムテル級のボケをかますのが面白くて物陰から様子を窺ってたんですが....しかし大筋で我々の主張と博士のご見識は一致する部分がありますな」

博士「そうじゃろうとも。さすがその筋の識者はわかっておられる。女給仕さんはあくまで仕事上のお付き合い、高嶺でなくとも手の届かないもどかしさを堪能するのが旦那様としての醍醐味じゃ。あくまで清楚に、あくまで職業に忠実に、じゃが時々ズッコケかますのが基本形といえような」

木下「は、はぁ....」

小椋「その通りその通り。世にはその原則を忘れて暴走する二次元性欲妄想小僧が多すぎるのは嘆かわしいことです」

博士「そんなわけでじゃ、ワシはここに『女給仕さんに対する旦那様三箇条の御誓文』を掲げておこうと思う。中には剽窃も含まれておるが、何、真実なのであるからして問題なかろう」

小椋「ぜひ拝聴つかまつりたいものです」

博士「ではまず『その1』」


小椋「まことその通り。まほろさん然り、Cure maid Cafe然り。Museum Tea room然りですな」

博士「いささか例が偏っておるような気もするが....時に君は、自分用のを持っておるそうじゃが....」

小椋「あ、こっ、これは....」


ごすっ。
小椋「あうっ」

博士「貴様....膝上何cmあると思っとるんじゃ?!却下じゃ却下!!」

小椋「も、申し訳ありません....」

博士「以前にも言っておろうが。『袴乃至すかあとは膝下必須、ただしショートブーツがチラリは可』じゃと....それで君はこれを何に使かっとるのかね」

小椋「そ、それが....」

博士「んんー?なんじゃ...?」

小椋「けっこんしきの....よきょうに....

博士「ぶあっかもーんっ!」


小椋「は、はひーっ」

博士「口ほどにもない奴じゃな....最後の『その三』も心して、一から出直せいっ!!」


小椋「こ、これは大丈夫です。誓ってこのようなことは....」

博士「間違いなかろうな?」

小椋「はいっ。直接行為およびそれに類する行為または表現を厳に謹んでおります」

博士「ほう....それは感心なことじゃ。して君の鞄に入っておったこれは何じゃ?」



小椋「・・・・」

博士「成敗。」

木郷君「はっ」

....その178へ続く(メイドさん道は一日にして成らず)