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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その168

小椋良二「前回失敗に終わったジャンク修復ですが、その後どうなりました?」
木下隆雄「担当直輸入な方ですね貴方は....それにまだ失敗に終わったわけではありませんよ、代替のスイッチを買いに行く時間すらなかったんですから。単に進捗が止まっているだけです」
小椋「そしていつかは死蔵....ですか」
木下「うっ」

木下「まあ今回はそのりべんじと言うことで」
小椋「単に他方向に逃避を図っているようにも見えますが....あ、届いたんですね」

木下「はいはい、それにしても外箱がMelcoの『外付けSCSI-HDD・Mac接続キット』というのがいい味出しています吉野電装
小椋「住所が普通のアパートっぽいのも言迷ですね」
木下「をや、Webページでは確かセルが剥き出しになっていたようですが....」
小椋「これは殻割りせにゃならんですね」

木下「とある情報だと、富士通のバッテリはこの電極付近だけ接着剤がないそうですよ。よろしくお願いします」
小椋「何で私が....(めりめりっ、ばきっ)あ、割っちゃいました」
木下「困りましたねぇ....なんかの時のために取っとこうと思ってたのに」
小椋「....何かの時って....やっぱり....あれ?」
木下「し、知りません」

小椋「それにしても、535の17500とはずいぶん趣が違いますね」

木下「全長が同じなだけですからね。VH・VGの電極も同じようにスポット溶接されてはいますがかなりペラペラです。サーミスタも小型のもの使ってますし」

小椋「VM・VLに至っては基板に直付けですね」

木下「しょうがないですよ。この『PENCBP1』はペンコンPenCentra 200用のバッテリですからね、とにかく小型を目指したものかと」

小椋「ま、引っこ抜いてリード線でジャンパ出すしかないですね」

木下「それでは、よろしくおねがいします」

小椋「またワタシかい....」

木下「だって私の半田技術は知ってるでしょう。爆発炎上でもしたら....」

小椋「はいはいわかりましたよっと.....(ぷすぷす....)あ、あれ....?」

木下「貴方も人のことはいえないほどヘタクソですね」

小椋「....ガスが切れてます」

木下「なるほど、では買いに行きましょう」

小椋「....もう午前3時ですよ....」

木下「ドンキにいけば大丈夫」

小椋「や、やり....」


小椋「はいできましたよ」
木下「ずいぶん巨大芋ですが....まあ許すとしましょう」
小椋「人にものを頼む態度じゃありませんね」
木下「さてと、あとはこのジャンパを各電極に接続すればいいわけです」
小椋「『細いリード線でつなぐと充電できない』という書き込みをみて、ADSLモデムのアース線ブッちぎってきたのが裏目に出ましたな。これじゃコントローラ基板からの配線と干渉しますよ」
木下「なあに、あとは原寸合わせで力技」
小椋「それもそうですね」
木下「でふぉでふぉ〜」


木下「というわけでめでたく完成です。どうです私のこの技術力」
小椋「(よくも抜け抜けと....)しかしまだ動作するかは試してみないとわかりませんよ」
木下「それはそうです、では充電してみましょう」

小椋「ををっ、緑点灯しましたね」
木下「ざっとこんなもんです」
小椋「4つの電極同士をつなぐだけの作業に技術もクソもないと思うんですが....しかしなかなか満充電になりませんね」
木下「最初が0%でしたからね....あとは『果報は寝て待て』です。ほあぁ」
小椋「あ、あれ....オチは...?」

....その169へ続く(テスター無しで組むなよ....)