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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その165



木下隆雄「先日からスタートしたコーナーの中で管理者がなにやら大和付近での後悔めいた述懐をのべておられましたが、『後悔先に立たず』とはまさにこのことですな」
小椋良二「な、なんのことやらよくわかりませんが....」
木下「んん?貴方は単なるIBMつぼなしとではなかったのですか」
小椋「そそそーーーですね」
木下「何もそこまでのばさんでも」

小椋「大御所Tぞねが消滅して、タト向き買王様が相模原に引っ越してふつーの店舗になってしまってからは出歩が一人気を吐くのみ、寂しい限りのエリアになりましたな」
木下「そういいながらどうして私の営業車に乗っているんです?」
小椋「とりあえずその出歩さんまで行ってみようかなと....あ、あれ、通過してますよ....どこまで行くんですかどこまで....ははぁ、さてはあの東名UP近くの○○セラショップですな」
木下「それは後日のネタとして」
小椋「ネタ?」
木下「い、いやその....ほい着きました

小椋「なるほど、古きよき日のポンバシを忍ばせるような品揃えですな。『山○TV』とか名前の入ったHDD10台収納のRAIDが無造作に置いてあるのもいい味出してます」

木下「ここに貴方が探していたUPSがいっぱい置いてますよ。これって貴方の職場のと同じじゃないですか。サンマを焼くたびにサーバがブチ切れる貴方のお宅に一台いかがですか?」
小椋「たしかに....しかし『電源投入不可\500』と『電源投入可能\5000』のどちらを逝くかは微妙なところです」
木下「判断基準が間違っていませんか....」

小椋「それにしてもこんなもんどっから拾ってきたんでしょうね。私が最後に見たのはたしか小学校の職員室でですが」
木下「活字が何個か欠落してるのもご愛嬌ですな。初期のワープロなんかよりよっぽどフォントもきれいだし」
小椋「もうボールペン原紙がありませんって....」
木下「さて、ひととおり見たところで貴方の目的のものを買っていくとしますか。せっかくクルマで来たんだし、また今度来て下げて帰るわけにもいかんでしょう、あんな重いモノ」
小椋「そうですね.....フラフラ....(店内に入る)」
木下「ちょ、ちょっとどこへいくんですか....UPSはこっちでしょこっち」
小椋「いや....実はちょっと....『あれ』がないか期待してるんですけど...」
木下「『あれ』ってまさか....そんなもんここにあるわけが」

小椋「....あるし....」
木下「・・・・・・」
小椋「せんごひゃくえんかぁ....いいなぁ....」
木下「き、気を確かに持ちなさい。あるからどうだというんですか?あったら貴方の人生がバラ色になるとでも?」
小椋「.....すみませーん....」
木下「お、おーーーーい眠るなーーっ眠ったら死ぬぞーーー.....」

小椋「はっ、私は何を?どうしてこれが貴方に?」
木下「どうやら手遅れだったようです」
小椋「さて、起こったことを悔やんでも仕方がありません。早速動かしてみましょう....あれ?このシガーライターソケット電気来てます?」
木下「ボケが脳全体に回りましたね。さっきまで535が動いていたじゃないですか....ちょっとその黒レンガを見せてください」
小椋「なになに....『Input 100-240V 126-155VA』....」
木下「このインバータじゃ、さかしまに振ってもそんな電力出ません」

小椋「....というわけで、自宅に帰って無事動きました。どうですこの壮観、地球広しといえども、この巨艦を2機保有する個人ユーザーは私ぐらいなものでしょう」
木下「どうでもいいですけど、左の既存機の部品取りで買ったんじゃないんですか?なんで動いてるんです?」
小椋「あ....そういえば....」

....その166へ続く(2つで10きろ..)