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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである−


その133

木下隆雄「最近なんというか、首と肩のこりがひどくて困ってしまいます」
小椋良二「貴方もそうですか、私もよく寝違えるものでかかりつけの先生に相談したら『キミの場合原因ははっきりしているから』とあっさり治してもらいました」
木下「ほお、でその原因とは」
小椋「げし」
木下「やり」

小椋「本当のところはそれだけではないような気もするんですがね」
木下「まだ何か、身体に悪いことをやってるんですか」
小椋「人聞きの悪いことを言わないでくださいよ....あくまで非常手段なんですから、それは」
木下「非常手段でも悪いものは悪いです....で、それはなんですか」
小椋「珈琲ですな、多分」
木下「こーしー....ですか?」
小椋「一般には偏頭痛をとる効果があるとか、女性に特化して発痛を抑制する効果があるとか報告されてますが、私の場合身体が震えてきたり、気持ちが悪くなったりすることがけっこうあるんですね」
木下「....完全な中毒です」
小椋「しかも飲むと眠くなる」
木下「やめんかいっ」


小椋「というわけで今日は珈琲をちょっとお休みして、おいしい紅茶でもいただこうかと思うのですがいかがですか?」
木下「いいですねぇ」
小椋「私元々紅茶の方が好きだったんです....あ、私『キーモン』を」
(かしこまりました)
木下「ち、ちょっと今のは....」
小椋「ね、なかなかいいお店でしょ。絵も調度も趣味がいいし、なんといっても静かな中で本当においしく淹れた紅茶が飲めるし」
木下「いやあの、今のウェイトレスさんの制服なんですけど....」

小椋「これはわりとシンプルなタイプですね....レースの縁取りもありませんし。英国風の正統派メイドさんって感じです。多分Seven Uniformの製作でしょうか。ぶれてしまったのが返す返すも残念です」
木下「あなた、
何しに来たんですか?
小椋「香りも味も結構です」

....その134へ続く(テイスト違いの眼鏡っ娘さんだった)