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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである−


その127

木下隆雄「随分と冷え込むようになってきましたね」
小椋良二「まだ20度もありますよ、小利別の氷点下41度に比べたら」
木下「比較対象が間違ってます」
小椋「それはともかく、鍋が美味しい季節にはなってきましたね」
木下「貴方奥さんを口説く時に『一緒に香住にカニを食べに行きませんか』と言って、未だにその約束を果たしていないそうじゃないですか」
小椋「あ、あれは鍋ではありませんが....この間は子供が喜ぶ鍋を少々」
木下「というと、どのような?」
小椋「ラーメン鍋」
木下「・・・・」
小椋「どんどん材料をぶち込んでいったら2人とも喜ぶので、面白がって電気消して闇鍋にしたら、次男が手を突っ込んで大泣きしました」
木下「ばかたれ」

小椋「屋内で暖まりながらの鍋も結構ですが、外で寒空を眺めながらつつくのもまた乙かと」
木下「よく新宿でやってますよね。喇叭吹いて」
小椋「あれは....」
木下「そうした鍋社会にも現代化の波が押し寄せているようです。

こちらなどは『まぬけ時空エネルギー』で加熱する鍋です」
小椋「・・・・」
木下「どうですこの漂う湯気、底知れぬ鍋の中」
(も"ん"も"ん"も"ん"も"ん"も"ん"も"ん"も"ん"も"ん"......♪)
木下「な、なんですかこのわんだば音楽は....」
小椋「あ〜るくら〜っしゅ!!!(どがしゃんっ)」
木下「....第二ラウンドで早くもおじやかよ」
小椋「言迷の伝道師さんしかわかりませんて」

....その128へ続く(ご飯だけでもおいしいわ....)