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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その57

木下隆雄「さて世間も黄金週間に突入したことだし、でかけるとしますか」
小椋良二「あの・・・貴方とおでかけはなんとなくイヤな予感がするんですが。以前も酷い目にあってるんで」
木下「ままそんな昔のことは忘れて....どうぞ」

小椋「そうですか、では失礼して」
木下「あ、そちらではありませんよ、後ろにどうぞ」
小椋「え?助手席ダメなんですか」
木下「このとおりナビがいますので」
小椋「・・・ずいぶんデカイナビですね。これってWindows2000マシンだと思ってたんですけど、お豆腐アンテナ認識できるんですか?それともまさかWin98意味ナシ廃仕様とか?」
木下「だれがそんな外道なマネしますか、標準COMポートで認識させればおっけですよ。でもほら、ふつーにつないだらCOM9で認識されてしまいました。『COM1〜COM8まで使用中』っていったいなんでしょうね、とりあえず無理からCOM6に割当割当」
小椋「それ、結構タトだと思う・・・」

(車内)
木下「とりあえず、湾岸線に出ますか」
小椋「春の房総あたりもいいですね、それとも向きを換えて三浦を一周とか」

木下「あらま、いきなり渋滞につかまってしまいました。これは予定変更ですな」
小椋「まだ出発したばかりなのに....ちょちょっと、どこへいくんですか」
木下「こうなったらいつも使ってない横羽線です」
小椋「な(ドコッ)な(ドコッ)に(ドコッ)も(ドコッ)こ(ドコッ)んな(ドコッ)ぐら(ドコッ)べ(ドコッ)る(ドコッ)な(ドコッ)み(ドコッ)ち(ドコッ)をえら(ドコッ)ば(ドコッ)なくてもっ」
木下「う(ドコッ)ち(ドコッ)の(ドコッ)まえ(ドコッ)のはやし(ドコッ)のみち(ドコッ)より(ドコッ)ひどっ(ドコッ)いすね」

(首都高下りる)
小椋「ふぅ....死ぬかと思いました。貴方意外と飛ばすんですね。おやここは?」
木下「いつもの見慣れた街ですね。でも視点を変えるとまた新鮮です」
小椋「あの・・・降りないんですか」

木下「まあまあ、もう少し走りましょう。ほら料金所です」
小椋「さっきとは真反対ですよ、どこへいくんですかどこへ」
木下「"中央有料自動車道〜♪"なんてコサキンみたいに唄ってたら、さあ着きました」




小椋「・・・出発地の至近です」

木下「何キロ走りました?」
小椋「・・・約100キロ」



木下「東京西部外周をほぼ一周ですか。ちょっと少ないような気もしますが、まあお願いすれば大丈夫でしょう。さていきますか」
小椋「お願い...?まだなにかあるんですか」
木下「ガスを入れておかないと」
小椋「なんだかこのドライヴの意図がさっぱり読めませんが....」
(ガスチャージ)
木下「ご協力ありがとうございました。おかげで無事げっとです」


小椋「・・・まさかこれだけのために」
木下「今日がプレゼント期間の最終日だったもんですから」
小椋「ガソリン代+高速代=\4250で十分2台買えると思うんですが、この安物『Hotwheels』は」
木下「あ"・・・・」



....その58へ続く(ふぉむらしぇる)