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短期集中連載(笑)

−この物語は、フィクションである(?)−


その22


小椋良二「もう世間はすっかり春ですねぇ」
木下隆雄「そうですねぇ、春といえば」
小椋「『カルメン・故郷へ帰る』でしょう」
木下「....ちょっと無理がありませんか」
小椋「そうですか?」
木下「大体ネタ繋がりが希薄すぎて、わかる人がほとんどいないでしょう」
小椋「まあ、それはそれとして、春といえば」
木下「紅葉パラダイスへの町内会旅行ですな」
小椋「貴方も人のことは言えません」

木下「旅行となればバス、これはもう決まりでしょう」
小椋「私は鉄道の方がいいんですけど、旅の浪漫があって」
木下「そんなこといって、貴方バスに酔いやすい人なんじゃないですか」
小椋「うっ」
木下「学校の旅行で、いつも前輪上の席にちぢこまって座らされてたとか」
小椋「うっ」
木下「ゲロ袋兼ねた菓子袋が中身に不釣合いに大きくて悲しかったとか」
小椋「うっ」
木下「池の鯉のエサといえば?」
小椋「ふっ」
木下「ち....」

木下「だいじょうぶ、そんな『貴方のための』バスがほらここに」

小椋「あの....私に何か恨みでも」

木下「いえ特に」

小椋「チャーターしてくれてなんですけど、帰ってくるころには全員吐瀉物の海に轟沈....って感じじゃないですか」

木下「そうですか、ではこんなふうにしてみたら」



小椋「『横転バス』....還ってこれませんね」
木下「それぐらいのロオリングスペシャルと」
小椋「....おぇぇぇっ」
木下「をを、まっくしんぐ」

....その23へ続く(皆様、王手をご覧ください)