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短期集中連載(笑)

−「この物語は、フィクションである(?)」−


その46

木下隆雄「とりあえず、飛行機が落ちたり新幹線で10億円の宝石が盗まれたり雪で管理人の車が完全に埋没したりと、イベントの多い賑やかな年明けですね」
小椋良二「最後のひとつを除いて、イベントの意味が少し違うような気がするのですが....しかし景気の悪さは相変らずですね」

木下「こういう時こそ『国家総動員散財法』の制定を急がねば」
小椋「ほほぉ....んでその支出先は?」
木下「電脳」
小椋「・・・・局地的経済活性化ですな」
木下「実は職場の女性にも『パソコンが欲しいんだけど何か安くていいのないかしら?』とたまに相談されるのですが、そこそこ安くてお手軽なノートPCを考えてる彼女達に、巨大・激安・短期保証のショップブランドを薦めると大抵黙り込んじゃうんですよね、あんなにお買い得なのに」
小椋「...自分の趣味を無理強いしてはいけませんよ、安いノートがイイといってるんならちゃんと希望にそったアドバイスをしてあげなければ」
木下「ほぉ、すると貴方には心当たりが?」
小椋「こちらなんかどうでしょう」


木下「・・・・」
小椋「どうですこのシャープなデザインの堅牢そうなボディ、しかもあのIBM製だからキーボードの使いやすさは折り紙付きです」
木下「・・・・」
小椋「CPUもSpeedStepながらP3-600MHz、メモリ320MBだからWindows2000もサクサクです、ノートとしては十分な性能ですな」
木下「・・・・」
小椋「どうかしましたか?」
木下「・・・・貴方が言ってるのは左半分のことでしょ、なんですかこの右半分は」
小椋「なんですかって、これこそIBMが世界に誇る手書き認識パッドThinkScribeですよ、これさえあればキー入力が苦手な人でも思考を瞬時にデジタル入力、まさに最強のアイデアプロセッサです」

木下「こんな広げたら新聞紙半折大もある機械、どこで使うというんですか....?それになんか外側はソフトケースで、持ち運んでるうちに端っこの縫製がホツレそうですよ、だいたい手書きだったらPalmで十分じゃないですか....」

小椋「そうポンポンけちばっかしつけないでくださいよぉ、確かにPalmも手書メモができるでしょうけど、こっちはA4ですよA4、しかも同時に紙にも書けちゃう、タッチパネル機能も持ってるから、InkManager起動しながら大画面CRTやプロジェクタに出力すれば、プレゼンも講義もバッチシです。こうやってたたんだ状態で小脇に抱えて入室すれば、なんかカッコイイじゃないですか。それに見てください、ほら」


木下「....稼動時表面積がPalm20台分はありますね」


小椋「そうそのとおり、赤外線も使えて画面も反転できますから、ビニールレザーのFlexFoldボディを折り畳めば拡大率1000%の巨大Palmに早変わり。そのうえ最廉価版のm100のメモリが4MB、この機械のHDDが10GBですから約2500倍、価格が20倍ですから対投資効果は非常に高いといえます」
木下「貴方の言ってることを聞いてると、なんだか山本直純を思い出してしまいますが....それにしてもよほどIBMがお好きなんですね」
小椋「そりゃあもう、最初に買ったノートPCからずっとIBMの大ファンです」
木下「なるほど、そういえばここにこんな資料があるのですが」

小椋IBMノート購入遍歴
製品名 購入年月 発売価格 購入価格 備考
ThinkPad5301FC 1995.06 \248,000 \158,000 T-Zone鉛筆
ThinkPad535MF9 1997.01 \248,000 \98,000 言迷
PT110YD1(#1) 1997.08 \198,000 \19,800 T-ZONE新潟
PT110YD1(#2) 1999.08 \198,000 \30,000 オークション
PT110YD1(#3) 2000.06 \198,000 \40,500 オークション
PS/55N27sx 2000.07 \898,000 \0 もらった
TransNote61J 2002.01 \320,000 \98,000 ザコン

小椋「ど、どうしてこんなものが」
木下「これを見ると最初の530はともかく、他のはとてもマトモな値段で買ったとは言えませんな。こんな外道買いばかりしておいて、IBMファンとはよくもいえたものです」
小椋「と、TransNoteはこないだ価格改定があったんですよ....それはともかく、こんなスゴイノートはさっそく持ち歩いて活用しなければ....」




木下「カバンに入りませんね・・・」
小椋「・・・・」

....その47へ続く(大きいっことはいいことだ〜♪)