スズキVS1400GL"Intruder"
スケール 1/19
機関
前輪 プラスチック
後輪 プラスチック
オプション
これもまた、未開封のまま保存されていたものが、筆者宅の倉庫から出土した歴史的一品である。完成した今にして思えば、このままオークションにでも出せば結構な値段がついたかも知れない。(あ、箱は開いてたからダミか^^;)
コンビニの駄菓子屋化に伴い、食玩全盛の昨今である。ようやく筆者が禁断症状から離脱しつつある缶コーヒーのおまけはまだ可愛いとして、ガンプラ・デカレン・ウルトラ・プリキュア....と、「食うものがロクに入ってないのに何が嬉しいんだ」と実利世代の筆者などが眉をひそめるような商品が現れてはまた泡沫のように消えていく。(『プロ野球スナック』を箱買いし、カードだけ集めて袋は一列縦隊→自転車轢断していた過去はひとまず置く)
だがどうせならもう少し商品寿命の長い構成を考えたほうがいいのではないかと思うのである。そう、『午後の紅茶』にシャーリー・メディスンのフィギュアとか、『東京ばな奈』にミハル・セナ・カナカのフィギュアとか、『USB携帯充電器』にサイバドール・メイのフィギュアとか、『18歳未満購入禁止』コーナーの雑誌に「えっちなのはいけないと思います!」ポーズのまほろさんとか....(食玩カテゴリーを若干逸脱しているような気がするが)
だが、まだコンビニもろくになかった筆者の学生時代、今日の『食玩』に値するものといえば、ショボいおまけで名高いグリコ、そしてあと数社からしか発売されていなかった。その中で出色の出来だったのが、このカバヤ「BIG-1ガム」シリーズであったろう。こうして今眺めてみても、とても150円とは思えない部品点数の多さと精密さである....のだが、当時「板ガム1枚っきりで150円」といえば、今で言えば400〜500円の感覚だった。それだけ出せば、100円プラモと50円の「ちゃんとした」板ガムが買える....というわけで、この当時はあまり売れていなかったように思う。
だが、なぜか筆者はこのプラモデルを買っていた。.....理由を考えるに、これを買った当時の筆者はバイクに萌えていたのではないか。ということは買ったのは今から20年ほど前の大学時代、でこのラベルにある『ダイヤモンド』という店は金沢のスーパー....ということになるのだろうか。あまり記憶に自信が無いが。
流石に長い年月のためにメッキ部品は一部剥落が始まっており、シールは乾いてはがせないものがかなりあった。だがこうして完成させてみると、怪獣たちになすすべもなく破壊されるのはいかにも惜しく思われるのである。

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