信越本線→群馬八幡 | 倉賀野←高崎線 | 上越線→渋川 |
Previous←番号→Next | 目次 |
![]() |
私的# | 204 |
駅名 | 高崎 | |
線区 | 信越本線・高崎線・上越線 | |
捕捉日 | 1985/09/04_07:39 | |
種別 | 青四角(本来は黒四角) | |
タイトル | 「白衣観音が見える街」 | |
他スタンプ | − | |
北関東と上越、そして信州の結節点である高崎駅には筆者も何度も足を運んでいる。が、街そのものを訪れるようになったのは、学生時代の鉄道一辺倒から少し離れて走り屋の真似事を始めた20台後半のことである。 毎週のように行っていた碓氷峠、そのバイパスの横川方入り口近くに「アンジェロ」というパスタ屋さんがあって、シェフがとても美味しいパスタを食べさせてくれた。 当時はその技術を応用して「ジャンボ餃子」なる直径20cmほどのピザのような餃子もメニューに加えていた。質素な建物の雰囲気と相まって「よほど経営が苦しいのかな」と勘違いした筆者は、最初ボランティアのようなつもりでちょくちょく足を運んだ。だが美味いものを出す店にはしっかりと客がついているものである。筆者が訪れる時間帯には客がいないだけで、常連さんがかなりいるようだった。 やがてこのお店が高崎の環状二号線沿いに移転した。バブル景気のさなかである。 案内を貰った筆者はこの店を訪れて、少しく高くなった敷居に戸惑いつつも、相変わらずの味を堪能し、その後も2〜3度足を運んだように思う。 しばらく時があき、付き合い始めたカミサンを連れて訪れた筆者は、そこに見知らぬ焼肉屋を見出すことになる。タウンページを開いてもその行方は遥として知れなかった。あの半ばプレハブの碓氷の店でオリジナルの創作パスタを披露し、筆者にその作り方を教えてくれた細矢格シェフは今どうしているのだろうか。 |