このように非常に希少なスタンプである黒六角の中でも、稚内は首都圏以遠からはもっとも遠い距離にある。だが、筆者も含めて初めて押した黒六角が稚内駅であったという方は、意外に多いのではないだろうか。野辺山は別としても、その他の黒六角はいってみれば何の変哲も無い近郊の駅ばかりである。「そのうちいつでも」という心理が働いて、結局後回しになるのではと思う。その点稚内は観光地として｢たどり着く｣駅であり、記念にスタンプでも押しておこう、と考えるには十分な環境だ。実際筆者も夜行「利尻」でたどり着き、スタンプ台で一押したときは、いつもと違うある種の達成感を覚えたのか「初の黒六角（ヘキサ）！」のメモをスタンプの傍らに残している。
しかし改めて見て疑問に思ったのだが、ＪＲになった現在はタイトルが変わっているのだろうか。
....などと書いてたら。
各方面の情報から、土合駅は有人駅として営業中のようで、スタンプも設置されているそうです。ただ意匠変更で最新のものは黒六角でなくなっているようです。また、稚内の現在のスタンプは単に「日本最北端の駅」となっているみたいです。まぎれもない最北端だからできる技ですよねぇ。