ラブライブ!キーボード?
製造元 言迷(ELECOM TK-FCM007WHのカスタマイズ)
諸元
キー配列 OADG-109key/JIS
メカニズム ゴム椀+メンブレン/一体型キートップ
備考 I/F:USB
Junk Point 非公式アイ活

二次キャラ美少女(年)アイコンを追いかける○タ(腐)たちの情熱が尋常ではないほどに熱く感じられるのは、それが様式化されたリビドーの爆発というだけではないように思われる。
あるいはそれは、互いに共通の感情表現を共有することで、一種のコミュニケーションツールとして機能しているのだろう。
「カワイイ」をキーワードにTGC、あるいは渋谷や原宿でリアル・クローズを追いかける女子達と、「萌え〜」を胸に秋葉や中野やフクロやポンバシや大須でお宝探しに狂奔する男子達・喪達の世界は、実はそれほど隔絶されたものではないのである。

ただ、あくまでそれは「同方向の情念のベクトルを持った集団」という意味においてであって、個々の集団の持つ方向性は千差万別であり、その集団内においてさえ、一定の居場所を確保する、あるいはイニシアティブを取るために必要とされる情報やエネルギーの量を収集するのは、並々ならぬ努力が必要になるのだろう。

かく言う筆者も、虹は機雷ではない。ていうか、どちらかというと「カワイイ」と感じる存在「全般」に対して割と見境がない。
おぺらたんにPicPass担当をお願いして、毎朝あんな所やこんなトコロをナデナデツンツクさせて頂いているのは一応「ウケ狙い」ということにしているのだが、理由は別の所にあるようにも思う。いや、職場の同僚にはナイショだが。

直上から鑑賞すべし
流行のアイソ痛板でない
なのでナナメから見ると微妙...

だが、筆者は集団戦法が苦手だ。
おそらくはおにゃん子、いや、オールナイターズあたりからだろうか(古ッ)....筆者にとって萌えを惹起される「それぞれ個性のある魅力を持った女子集団」の個体数は3以下だ。
それ以上になると、圧迫感を感じてしまう。50人を超えると....もう覚えられません。ええ、「○○はボクが育てたんだ」も見つけられません。残念ながら。

そんなわけで、無駄に長いマクラを用いて明記しておきたかったのは、このキーボードをゲトしたとき、コス女子店員さんに言った「キャラに興味はない、きぼどが欲しかった」というのは真実の全てでは無いにしても、全くの虚偽ではなかったということだ。

大体前出2つの痛板はなんとかキャラが分ったのだが、今回はクレーンの中のどれ一つとして知っている方が居られず、とりあえず「(あいますかな?)じゃ、これ...」と一番手前のヤツを指さしたのだ。
おねいさんの「はいっ、らぶらいぶですね(はぁと)」の一言で初めて存在が知れたという為体である。
(その際に他4枚はワンオフである旨張り紙があったために、プライズの種類が減って盛り下がることに遠慮して大量生産品と思われるモノを選んだ筆者はオトナであった)

痛化は『まどマギ』シリーズと同じ直噴
やっぱりハミ出している

「まど☆マギ」と「けいおん」、そしてこの鍵盤は痛化手法が同じ「直噴き付け」だ。

違う点はというと、こちらのベースがELECOMというちゃんとしたブランドを冠していること、そしてもう一つ「OADG-JIS配列のフルキーボード」であることだ。
特に後者はこの手のカスタマイズを施されたキーボードにとって非常に重要だ。たとえあるキーがベタ塗りの部分にかかって刻印が読めなかったとしても、キーが標準配列であれば普段使いに困ることはない。....普段使いをする方がおらればの話だが。

で、その点を除けば、キーボードとして特に見るべき点はない。スライダと軸、そしてゴム椀周りの構造はSilitek製の安キーボードに酷似している。価格.comで検索したところ、最安値は499円(2013/07/29現在)、PCショップ/おじゃんく屋などの店頭でよく見られる撒き餌商品と思われる。


ちなみに、「筆者と相性のよいμ'sメンバー(友人関係編)」を診断したら高坂穂乃果さん、「恋愛関係編」は矢澤にこさんだった。うーむ...確かにつるぺ○なところはリア嫁と共通してるけど(ばきっ)

電源関連キーは普通に標準ドライバで動作する

-----後日談(本当のインプレッション)----

何のかんのと述べてきたが、実は前段までこのキーボードを全く使用してなかった(火暴)。
職場でも自宅でも、使用するのは若干躊躇われたのである。

当初109keyと書いたが、よく見るとpower/sleep/wakeの3つを加えて112keyであった。
その分PrtSc/ScrollLock/PauseがInsert/delete/PageUpに接近しており、ここはミスタイプが起こりやすい気がする。

打鍵感は底付き感の少ない、よく言えば静音タイプ、悪く言えばもっさりとしたフィーリングだ。
ストロークは結構取ってあり、ドスンという底付きが無い点はアイソレーションタイプよりも「叩く」人に向いているかも知れない。ただ押下げ初めがやや圧が強い感触があり、そのポイントで指に力が入るので、長時間タイプを続けると疲れが出やすそうである。

キートップの文字はわりと普通っぽいフォントだし、句点・読点などのマークは分りやすい工夫がしてある。その意味においては「キートップを見て文字を探しながらタイプ」する初心者向けのキーボードと言っても良いかも知れない。

痛化印刷については....先にも述べたように「まど☆マギ」「けいおん」と同じ、かなりの粗製である。
キートップを触った感じは「ペタッ」と「ザラッ」の中間のような、あまり気持ちの良くないモノだ。
ホームポジション(J)上にちょうど星空凛さんの顔が位置していて、長期間タイプを続けるとまず彼女がカオナシになるのではなかろうか。
その次は....Enter上の東條希さんか、Space上の矢澤にこさんだろうか。

いずれにしても、自己満足的コレクターズアイテムとした方が、所有者の幸福を満喫できるのでは無かろうか。
Keyboard Junkyとしては.....まいっか、こんなのがあっても。
(などといいつつカテゴリー独立させているし)



ELECOMのOEM...ではないけど
一応ブランドkbらしく多少はマトモ


(2013/07/30記)

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