NMB RT6674TJP
製造元 ミネベア
諸元
キー配列 日本語/OADG106
メカニズム メンブレン/ゴム椀
備考
Junk Point
先の109 Keyboardの項でも述べた義父PC用パーツ漁りの途中、湘南通商に立ち寄った筆者は、当時流行りの一体型のPCを見つけた。
”DOS/V”
なんと潔いエンブレムだろう。そのまんまである。どこかで見たことあるような気がする形ではあるが....
スペックを見ると、Pentium-75MHz、メモリ8MBとある。
\70,000という価格に散々悩んだ挙句、「いや、自作ならこの値段で100MHzクラスのマシンが組める。メーカー製品ならともかく、こんな素性のわからないジャンク機に\70,000投資するのは危険だ」と思い直し、店を後にした。
今思い返せば、あのマシンを買っておけばあっさり破壊されることもなかったかも....と思うのである。後で調べたら、どう考えてもあれはPresario 5526であった。ということはドライバ類もそろっている。惜しいことをした。
....で、だいぶ後日になって湘南通商を再訪したおりこのキーボードを発見、懐かしくなって買ってしまったのだ。上記の話とはほとんど無関係な買い物である。
2008/07/19 加筆

サイトの再構成にあたって、このキーボードについて各Webサイトの記述を調べてみると、意外に評判の良いキーボードであるようだ。もちろん「安価なメンブレンキーボード」の中では、ということらしいが。

しかし改めて叩いてみると、確かにタッチが悪くない。筐体はあまり剛性が高いといえず、ギシギシ軋み音を立てるのだが、筆者が嫌うあの、メンブレン+ゴム椀の「ぎゅう。」がないのだ。
ソフトなクリック感があり、底突きもマイルドだがはっきりと分かる感じで叩きにメリハリが作りやすい。

RT6600シリーズは2008年7月現在すでに生産中止(当たり前か)ということで、新品の入手は困難と思われるが、あろうことか筆者は某ショップでうっかり手を出してしまったIBM 1390572を何とかPS/2接続に改造しようと、このキーボードのケーブルを根本からもいでしまった。

当然改造は失敗に終わり、後にはIBM伝統のぶっといカールコードと、ケーブルのないRT6674が残された。
さて、復元作業だ....が、今のところ予定は未定である。知らないということは怖いことだ。嗚呼もったいなや。

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