KYOCERA KYV35 "TORQUE G02"
製造元
発売元
京セラ/AU
諸元 OS : Android 5.1/6.0
CPU: Qualcomm MSM8928(1.4GHz) Quad core
RAM: 2GB
STORAGE : 16GB
Comm: 4G LTE / WiMAX2 / 802.11a/b/g/n/ac
Still/Movie: 4160x3120/1920x1080FullHD
IP6X Dust proof / IPX5/8 Water Proof (15KPa/30min.) in sea water
Junk Point 浸かるのは風呂ぐらい


すみっこ暮らし
前ユーザーは臨海関係?トルクスが錆びている

過日、筆者の職場でMiniが話題に上った。

あまり目立つことをよしとしない保守的な風潮が根付く筆者在住の田舎町であるが、意外にクーパーやクロスオーバーに乗っている(乗っていた)、あるいは機会があれば所有したい...という女性が多いということが分かったのだ。
中にはオーナーズミーティングでツーリングに参加していたという女性もおられ「今から思うと昔乗っていたMiniはよかった。今乗ってるSUV(4つの輪のついてる)は面白くない」などとおっしゃっているのである。

オーナーズミーティング....なかなかにお洒落だ。我が家のジムニー君の場合、昨年の初雪の時のように、特定の場所に行くと何故か示し合わせたわけでもないのに、同じ車ばかり走っている....という状況になるだけなのに(←個人の意見です)。

筆者は、基本的にインドア派である。
インドア派ではあるのだが、一方で「行けないところがある」のは我慢ならない。
それは筆者が小学生や中学生の頃から、児童立ち入り禁止のエリアを含む学校施設の全てに侵入して以来の珍妙な嗜好なのである。....その内の校長室は、筆者の意にそぐわない事情でご招待を受けたのだが。

そんなこんなで、別コーナーでもオグキノ両氏があちらこちらで行き止るのを同行レポしていたりするのだが、基本的に「自分の身体能力をフルに使って難関に挑む」ことは全くなく、「乗り物頼りでラクをして行けるところまで行く」という自堕落型冒険家である。先述の「初雪林道(無意識)ミーティング」においても、峠までの半ばでチキンにも離脱&折り返そうとして、結果1時間あまり擱座を余儀なくされたというていたらくだったのだ。

つまり筆者がヘビーデューティなデバイスを嗜好するのは「アドベンチャーをサポートする道具を選ぶ」のではなく、「探検家気分を味わせてくれたり、自身の低能力を棚上げして、いけるところまでつれてってくれる機械」を逝っているだけ....と思われる。

裏面外部カバーを外したところ。内部カバーはパッキン+ロック付

今から一年前、例の如く大須を彷徨いていた筆者の目に飛び込んできたのは、そんな筆者のアウトドア指向(?)を刺激する本機「KYOCERA Torque G02」が、一山幾ら状態でコンテナに放り込まれている姿だった。

1台、2.98野口。迷うべき理由は存在しない。購入すべき必要性も存在しないけど。

で、とりあえず連れて帰る途上、充電してみる。バッテリーはほぼ問題無く生きているようだ。
残念ながらSIMロックは解除されておらず、docomo SIMは反応しない。そもそも発売されているキャリアがauのみなのようなので、筆者などはテザリングで他スマホに接続するしかないのだ。
だが別にスマホとして利用する予定があるわけではないので、これは問題無い。

外観を見ると、前面下部のネジがなぜかかなりダメージを受けている。左側はネジ頭が折れており、右側は錆びている。防水能力に不安が残るところだ....が、観察してみると筺体が緩んでいるわけでは無いので、これも問題なかろう。

防水性能はIPX5/8。現行機種のG04が「2mの海水中に1時間」耐久なのに対して「1.5mの海水中に30分」となっている。潜水して、ジャケットをつけずに水中撮影...というシチュエーションでは現行機種が優位だが、逆にいえばそれ以外の用途であれば、これで十分な性能を有しているのではないだろうか。
釣りなどで船上や磯で使用したりするのであれば水圧がかかる機会はほとんどないと思われるし、海ポチャ....となった場合については、そもそも帰還の可能性が低いだろう。

で....そうしたアウトドアの志向がない(特にほぼカナ〇"チで水と戯れる機会などほぼ皆無の)筆者が本機を使用するのは、「インドアの200L程の水槽」、つまり風呂の中でのブラウジング....ということになる。
この程度の水深なら、多少沈めようが、この外装状態でも全く問題ない。
裏面はゴムパッキンのついた内部カバーと、その外側のプラスチックカバーの二重になっていて、プラスチックカバーの内側までは水が浸入するが、内部カバーはロック付でゴムが密着する構造なので、ずれて水が浸入する可能性はほぼないだろう。

(左)てなわけで入浴/(中央)水面から/(右)浴槽底から

ご覧の画像は、水中から本機で撮ったものと、いつものごとくZipLockに入れた林檎電話8+から撮影したものだ。
そんなこんなの本稿用撮影をしながら、筆者はあることに気づいた。

「Wifiは水を通りにくいんだ」

...なにやら単艦行動の宇宙戦艦技師長みたいなことを呟いてしまったが、水没させた状態で、テザリング元の水上林檎経由でつないでいた回線が切断されてしまうのだ。...これは本当なのだろうか。
まあ、もしそうだとしても筆者の場合、自身を水中において操作するなどということはまずないので全然かまわないのだが、実際のところどうなのか、多少気になるところである。

いやそもそも、林檎を浴室内に一緒に持ち込むのであれば、本機の存在意義は奈辺にあるのだろうか....ってそれは言いっこなしでした。
確か画面もガラス+アクリルの二重構造で耐衝撃性も高いそうなので、キーを落として(保護ガラスだけど)画面にヒビを入れてしまうようなうっかり平民(Byご近所の元同僚おねいさん)の筆者にとっては、割と向いている端末なのかもしれない。
以前にも述べた通り、25年前にIDOのアナログ携帯しか使ったことのない筆者にとっては、無縁のキャリアだけど。


(2019/02/23購入、2020/01/30記、2020/02/03nnn脱稿)

Junk Junky