IBM DADA-26480
製造元 IBM Corp.
諸元 3.2GB*2platter,4200rpm,ATA33
Junk Point 一病息災
備考 今は亡き(?)アイツーB1FMobile専科で買ったものである。
98年初頭に購入したThinkPad535MF9は、ハードディスク当初の1GBから2.1GBに換装されていたが、元々Navin'youに700MB余りを取られて、これにMP3データを入れると残り容量はいくらもなかった。おりしもWindows95のOSR2を入手した筆者は、2.1GB超のドライブを探し....そしてこのドライブにあった。のだが。
当初からこのドライブは若干の問題を抱えていた。まずあの「鹿脅し」がかなりやかましい。それも数秒に一回はカコーンカコーンとくる。そして....scandiskをかけるたびに「ブート領域のFATの記述が誤っています」とエラーが出るのである。
普通ならここで初期不良交換なのだろうが、幸か不幸か、これでデータを破壊されたりすることがなかった。加えて筆者も多忙になりかけた時期でアキバに赴く機会も少なく、かつOSを導入してしまったので改めて再導入...が面倒だという消極的理由もあって、なんとなく交換しに行きそびれるうちに交換期限が過ぎ、相変わらずエラーを吐き続けながらこのドライブは健気に働きつづけることになる。
余談だが、日本には「無病息災」という願掛けをもじった「一病息災」という言葉がある。なにかしら少しだけ身体に問題を抱えていたほうが健康に留意し、結果的に無事に長寿をまっとうできるということである。
だが....その長寿HDDもついに天寿を全うする日が来てしまった。ある日ThinkPad535のスイッチを入れた筆者は、いつにもまして咳き込むように鳴り響く鹿脅し音に気づき、慌ててネットワーク経由で母艦にバックアップを取ろうと、100base-TXカードを挿した。この時点ではまだHDDにアクセスできた。
だが、いざDVDライティングソフトでイメージファイル作成開始しようとした瞬間、HDDが猛然とアクセスを開始する。「何事か....?!」と画面を見た筆者は愕然とする。
Norton Internet security...
....しかも更新が今年2004年04月で切れた2001年版が、律儀にもLiveUpdate Agentを起動させたのだ。キャンセルを押しても中々止まらない。電源を強制的に落として致命的なダメージがあっては....と躊躇するうち、更に鹿脅しは打ち降る雹がトタン屋根を叩くが如くに激しくなり....そして全てが終わった。

Junk Junkyリストへもどる