で、入手したのはいいのだがACがついておらず、どうやって電源を入れようか途方に暮れていた所に久々の「渡りに舟」商品だったのがコレである。
Web通販の紹介ページに並ぶキラ星の如き対応機種の数々、ワールドワイドAC電源対応(....って使わないけど)、そして何より新品にもかかわらず中古のIBM系ノートACアダプタより安いお値打ち価格....躊躇する理由は何も無かった。
待つこと数日、やってきた商品を開封する....なんかデケェな。
名前に似合わず大柄な本体、そしてデスクトップか、はたまた黎明期のPS/55ノート用ACアダプタに使われていたソレを思わせる極太３極式「鼻メガネ」ケーブル、そしてとても「マイクロ」とは呼べない「スライドスイッチ」の深いミゾを覗き込むと、そこにどっちゃりと盛られたグリス....「さすがは『MADE IN CHINA』」というべき大陸的大らかさテンコ盛りのモバイルグッズだった。
とはいえこのアダプタは、電源のなかった2435に生命を吹き込むキラーデバイスであった。
謳い文句どおりの８種類のアダプタは、ジャックに挿すとかなり電極がハミ出すという、やりな長さのシロモノだったが、充電を終えたマシンは無事本来のペンコンとして活動を再開することに成功したのである。
そして昨日、筆者はふとその取替え式の先っちょを見た。
「ThinkPadの72W-ACが挿さるやん」
....そう気づいた瞬間、このACアダプタの命運は決した。
筆者宅に居候する有象無象の黒ノートたち、それらのほとんどが15V駆動であるから、この「先っちょ」さえあれば、別にもばいる君でなくても問題ないのである。
このACアダプタのもうひとつのウリである「可変電圧メカ」に出番があるとすれば、筆者所有機の中で桁違いの消費電力を誇るかの巨艦であろうが、残念なことに合う先っちょが同梱されていない。
そんなわけで購入後わずか６日、かなり高速なぢゃんく化であったと思う。
思えば件の先っちょが\2,980、なかなかに（火暴）なお買い物であった。