AthlonXP1700+(Palomino)
製造元 AMD
諸元 AXP1700D3MTC,FSB266MHz,real clock1453MHz
3DNow!Professional
Junk Point 動悸息切れ
備考 今年38歳の筆者は、「歳だなー」という、中年男が普く抱く述懐が好きではない、というよりあまりそう思ったことがない。
かといって筆者はカラダが丈夫かというとそうでもない。たった今も30歳以降に発症した腰痛と眩暈があるのだ。
だが、腰痛は飲食不節と仕事での長時間の運転から来るものだし、自律神経障害も生活サイクルの乱れによるものだとわかっている。要はその時点での状態を把握し、原因がわかればいいのである。「歳だなー」という言葉には、そうした原因追求の努力を放棄した、投げやりな匂いがするのである。

さて、以前にもあちらこちらで書いているが、筆者宅の母艦は3年前に組んだThunderbirdコアのAthlon1GHzとI-willのKK266、そしてシングルデータリードのSDRAMという構成である。
流石に今日ではローエンドにも属さないほどのスペックになってしまったが、3Dゲームなどというリソースの浪費でしかないシロモノとは生来無縁の筆者としては、現時点ではこのマシンで十分なのである。
ただ2つ不満と不安があるとすれば、このコアの拡張命令セットがMMXまでしか対応しておらず、筆者が最近導入したビデオオーサリングソフトの動作がかなりキツイということと、歴代のAthlonにおいても有数の発熱量を誇る故に、容易にシステム安全可動限界の50度を超えてしまうことだろう。

そこで改めてAthlonシリーズを調べた筆者は、Thunderbirdの次世代コアPalominoに目を止めた。
3DNow!Professional実装によるSSE対応、消費電力の軽減とPowerNow!実装による発熱量の低減、そして何より、旧世代のSocketAマザーでも使用可能....実際ネット上にはPalominoコアをKK266で運用している方の記述が多数見られた。で、こういう時は得てして「渡りに船」イベントが発生するものである。近くのノジマ座間店でリテールファン付き\5,000で売られていたこのCPUを発見、即買いだった。

早速コア欠けしないか冷や汗カキカキ装着、起動....画面には「AthlonXP1700+」の文字が。「成功だ!」......と思う間もなく、IEを起動したところでカタマッタ.....
クロック倍率の変更、コア電圧の変更、そして「電源電圧不足か?」とタコ足状態のデスク周りから独立して起動.....やっぱりだみだった。
とりあえず稼動しない事には困るので雷鳥に戻し、リテールファンだけを当面使用する事にした。流石リテールファン、これまでよりもCPU温度が7〜8度も低い。\5,000はちと高い∩庫内温度は+5℃上昇だが。

とりあえず、筆者はまだこのコアを諦めたわけではない。ストレージデバイスを付け過ぎていて、かつHDDにアクセスした時に固まるので電源を交換してみようかと考えたり、あるいはマザボとの相性かもしれないので動作クロックを落として試してみようとも思っている。
だが、なかなかその気合が入らない。ワタシも歳だなー......

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