SHARP メビウスジャンボ MN-8000D |
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製造元 | NEC | ||||||||||||||||||||
諸元 |
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Junk Point | まちかど登場はいつの日か | ||||||||||||||||||||
備考 | 時の経つのは早いもので、食卓の下に潜り込んで顔を真っ赤にして力んだり、筆者のSCSIカードに全体重をかけて圧殺したりしていた我が家の怪獣が、昨今ではぬりかべくんのキーをちまちまと叩いたりするようになった。....といってもYouTubeで週遅れのアニメを見ていたりする程度なのだが。 しかしナミさんの入浴シーンを「えろい!」とか言いながらリピートしては「おとちゃんほら!ち○こが固くなったよ!」などと見せびらかすのを見るにつけ、どこでどう間違えて、日々仕事とおぢゃんくの整備&放置にほとんどの時間を費やす品行方正な父からこのようなエロ餓鬼どもが育ってしまったのか.....と頭を抱える今日この頃である。 そんな奴等と先日TVを見ていたら、このましんのCMに上の怪獣が反応した。 上{以下(・~・)ノ}「あれかっこいいなぁ...欲しいなぁ...」 筆者{以下( ̄▽ ̄)}「なんぢゃと?貴様はアレのどこがいいというのだ?取っ手か?(←冗談のつもり)」 (・~・)ノ「うん。持ち運べるからかっこいい!(←まぢレス)」 ( ̄▽ ̄;)「.....取っ手付きならワタシも持ってるぞ」 (;・∀・)ノ「すげぇ!ホントに?!」 ( ̄▽ ̄;)「ホントだとも....(ガサゴソ)... (;;・o・)ノ「・・・・・・・」 棚の奥に ....文字通り目を点にしてやることに成功した。 ここからは筆者の独壇場....というか独り舞台だった。 ”このましんは発売当初62まんえんもしたんだぞ””のーとなのに電池がはいってないからコンセントにつながないとうごかないんだぞ””ぬりかべくんよりデカいけど、びでおなんか見れない(*注1)んだぞ””まあ言ってみればこっちのちっこいノート(ThinkPad535X)と同じぐらいの性能かな” ....いつもの如く、だんだんネタがねがちぶ方向に向かう筆者のモノローグを聞いていた長男が、やおら総括に入った。 (・~・)ノ「つまりおとちゃん、こっちの大きいのがお兄さんで、小さいのが弟だね」 ( ̄▽ ̄?)「ん?...どいうことだ」 (・~・)ノ「お兄さんが苦労して勉強したことを、弟が横で聞いててすぐ覚えるでしょ?だから兄弟は大きくても小さくてもアタマの中身は同じと、それと同じかな」 ( ̄▽ ̄;)「・・・・」 ....こいつはいったいどこのどいつからこのような自虐ネタの才能を学んだのであろうか。 ( ̄^ ̄)/「違うな。間違っているぞ、長男!!・・・・よいか、ぱそこんというものは小さく作る方が大変なのだ。だから大きいより小さい方が偉いのは当たり前なのだ」 (?・~・)ノ「・・・・・ふーん・・・」 PCの世界では全くの事実を語ったのだが、よく考えてみると長男の自虐の火に油を注いだことに、言った後で気がついた。 しかしまだそれを理解するほどに人間は成熟していなかったらしい。 .....心温まる親子の会話が尻切れトンボに終わる中、この長らく忘れられていた巨艦のCPUファンが轟音を上げていた。 さて、しばらく死蔵していたそのメビウスジャンボだが、意外なところで出番が回ってきた。 先日来異音を発していた母艦の電源ファンが、ついにかなりヤバい状態になってしまった。うっかりコネクタの合わない新型のATX電源をつぼってしまった筆者は、窮余の一策としてファンのみ交換に踏み切った。しかしファンの到着は4日後。それまで母艦なしで生活せねばならない。どうするか...... こうして白羽の矢が立った....というか、手持ち無沙汰のついでに引っ張り出されることになったのである。まあ動作確認みたいなもんか。 背面パネルを下に....という無理なポジションで放置されて、あろうことか自重で筐体にヒビが入ってしまった。流石は前出のレッツノートFの5倍の重量である。クロック周波数は1/10だけど。 しかし改めて見るに、スゴイましんだ。 以前にも筆者が長らくP55C+TX-97のデスクトップを使用し続けたことは述べたが、スペックを比較してみるとMMXでない以外は、ほとんどすべて同じであることがわかる。それこそCPU,チップセットのみならず、I/F群(当時最新だったUSB、ゲームポートまでついている))ドライブ構成(3スピンドル)、ディスプレイ(13.1"TFTと15"CRTがほぼ同じ)、電源(100V直つなぎ)までほとんどすべてが、である。 流石に動画再生は無理だが、MP3ぐらいならなんとか再生可能だ。音質もサブウーファー搭載は伊達ではないと思わせる。轟音ファンのノイズを意識の外に追いやることが出来れば、の話だが。 キーボードを操作すると、一世を風靡した(あるいはネタにされた)Microsoft Natural Keyboardのような隆起したサーフェイスのように感じるが、これは多分錯覚で、左右のスピーカー表面がラウンドしているのでそう思えるのではないかと思う。 ただとにかくその大作りなボディのおかげで、109 フルキーをそなえる鍵盤の操作感は、一般のノートとはまったく別物で、これはもはやデスクトップとしか言いようがない代物だ。 スイッチはおそらくメンブレンのノンクリックだが、今時のノートのようにパンタグラフ構造ではない。ストロークもかなり深いので、ノートのつもりで操作しようとすると底付きまで届かず「おっとっと」という感じになる。 筆者はこのマシンで「SuperDepth2-Finalty-」をMIDIのBGM付きでプレイすべく、秋葉をさまよい歩いたあげくにSoundBlaster64PCIを探して装着した。 結局の所この試みはいつもの如くつぼに終わるのだが、本体にSB32AWEが内蔵されているのに気がつくのはかなり後、この文章を書くにあたって詳細なスペックを検索したときのことである。 しかしながらFinaltyは確かSB32AWEに対応していなかったのではなかったか....とすると残るはSB16を実装するしかない。 が、まったく心配ない。かつての自宅Webサーバに無意味に挿さっていたSB16PnPISAがあるし、このマシンはPCIスロットと排他利用のISAバスもあることだし....て一体どんな拡張性やねん。 *1:NTSC INにアナログビデオ出力をつなぎ、添付のオーバーレイソフト(んなもんどこにあるんぢゃっ)を使えばLCD上にTV画面を映せたらしい (Edited in 09/Nov/2008) |