AMD K5-PR133
製造元 AMD
諸元 FSB66MHz,real clock100MHz
Performance Rate133MHz
Junk Point 実力発揮できず?
備考 多くの方々が首肯されることと思うが、交通機動隊のネズミ取りポイントはどう考えても「ちょっとこの制限速度はないんじゃない?」と思われるようなところばかりでやっている。
この場合は多分に取り締まり側の営業政策的動機がミエミエなのだが、一般に制限40km/hといわれれば50km/h、50km/hとされれば60km/h、100km/hだと聞けば140km/h出したくなるのは人情というべきであろう。
世に言う「オーバークロッカー」なイ吏 彳走たちについても同じことがいえる。「どうせマージン取ってるんだ、性能目いっぱい使わんでどうする」という心情も察して余りあるところなのである。例え焼鳥を大量生産しようとも。
だが....こうした人々が確信犯的なのに対し、筆者の場合は少し様相が異なる。
元々コアに鉛筆で線を引いてまで怪造したくない一般人な筆者は、最近のsystem clock/倍率/Vcore自動設定マシンでは定格どおりの真面目な運転をしているのだが、今も稼動している2台のAT機で使用していた3つのSocket7CPUでは、CPUの定格とまざぼの設定がまったく合ってなかった。オーバークロックばかりではない。「アンダークロック」もあったのだ。理由は以下のとおり大きく分けて3つある。
1 Intel MMX-Pentium 166MHz
定格 166MHz(66MHz x 2.5)
設定 200MHz(66MHz x 3.0)
理由 某辛味役いいんちょ氏から譲り受けた時点でコア裏面の刻印を確かめず、200MHz動作品と思い込んでいた。
2 Cyrix MII 300GP+
CPUと定格 266MHz(75MHz x 3)
設定 200MHz(66MHz x 3)
理由 資料によると同CPUは上記の通り75MHz x 3倍速の266MHz動作だが、パッケージ刻印には「66MHz 3.5x 2.9V」とある。ネームロゴも正式品名の「6x86MX」ではなく「MII」になっており、かなり怪しい。予想通りパッケージどおりの設定では安定動作せず、サーバという使用目的もあって定格よりかなり落として233GP+の設定で運転中。そのうえこの設定では「Cyrix MII/IBM 6x86MX-266」と認識されている。ワケワカラン。
3 AMD K5-PR133
CPUと定格 100MHz(66MHz x 1.5)
設定 100MHz(66MHz x 1.5)
理由 設定は合っていたはずなのに、まざぼの起動画面を見るとなぜか「K5-100MHz」と認識されていた。

・・・・一応筆者の責任でない理由のものは青にしてみたが、こういった言迷なブツをつかんでしまうこと自体、何かしら筆者に問題があるという気がしないでもない。
で、以前にも書いたように、筆者はこのCPUをATC-1020と共に購入し、義父用に自作したのだが、結局このCPUが対Pentium比133MHzという本来の実力を発揮したのは、落雷の混乱でCPUとまざぼが行ったり来たりした以降の数日間、稼動時間にしてわずか数10分のことであった。しかし同じまざぼ・同じジャンパ設定で着脱した結果がこれということは、やはり筆者のやりつぼがなせる業なのであろう。
だが検索をかけてみると、「K5-PR150」などという言迷の刻印が入ったCPUを掴まされた方もおられるようなので、まだよかったとしておこう。

Junk junkyリストへもどる