バルブもなか
製造元 風月堂
諸元 バルブ型モナカ皮/低糖きんつば系餡子
Junk Point ベタなデザイン
備考 度々このサイト内で記しているように、筆者は滋賀県出身である。

神奈川県や都内を転々と移り住んでいた頃は、「滋賀県産」という存在に出くわすことは殆どなかった。某水棲生物さんや、田原総一郎(高校の先輩である)を除いては。
怪獣たちと車で走っている時に、「『滋賀ナンバー』の車とすれ違ったら、オトチャンはち○こでハンドル回して運転しちゃうもんね〜」などとよく言っていたが、幸いなことに実際にそうしてドライブし股間に致命的な損傷を蒙ることは一度もなかったのである。

そうしたレア度を逆手にとって、筆者は滋賀ネタでよく知人のウケを取っていたのだが、昨年末にUターンしてみると、言うまでもないことながら地元民たちの『滋賀度』は、20年間も故郷を離れていた筆者など比では無いほどであることを、日々痛感することになった。
「どうしてそんなこと知ってるん?!」という濃密な滋賀ネタの坩堝の中で窒息しそうになっている筆者の毎日である。モンゴル相撲の王者が日本相撲界に入門し幕下付出しになった時も同じような気分なのであろうか。

さて、筆者は高校時代を滋賀県彦根市で過ごし、そして今また(チョット外れているが)彦根の職場で仕事をしている。筆者は彦根というと「城下町・繊維産業」ぐらいの認識しかなかったのであるが、この言迷の地場産業菓子を通じて、初めて「バルブ産業の町」であったことを知った。

こういう場合得てして「名物に美味いモノ無し」の法則が適応するはずなのだが、餡モノをあまり食べない筆者が口にしても不味くない。いや、正直言って結構美味しい。彦根市内の某大学教授が必ず県外への土産にするという噂だけのことはある味だと思う。「ち○こ」に似た珍妙なフォルムが、贈る人の人柄を偲ばせはしないか若干心配ではあるが。
製造元の「風月堂」は、筆者の知る限りあの有名な洋菓子屋チェーンとは何の関係も無い様であるが、決してパチキというわけではない。

ちなみにいつも天然全開のカミサンはこの商品をみて、

「あー『バブルもなか』ねぇ....兵どもが夢の跡ってカンジ?」

といつものボケをかましていた。愛すべきキャラの彼女は神奈川県出身である。どうでもいいけど。

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