オバマまんじゅう3(オバまん)
製造元 井上耕養庵
諸元 黒餡酒饅頭/前後2パターン
Junk Point ベタなデザイン
備考 バラク・オバマ氏が米大統領に就任して1年が経過した。

予想通りというか、就任当初の異常な支持率は影を潜め、賛否半々といったところに落ち着いている。

戦争好きの米国世論に「対テロ戦争」というエサを投げても猫またぎ状態のところへのバブル崩壊で、完全に命脈を絶たれた前政権の惨状を顧みれば、あれだけの負の遺産を引き継ぎ、政治的な瓦礫の山から復興を目指そうとするのは並大抵の事ではないだろう。
今しばらくは全世界が「腐っても超大国」の行く末を様子見といったところだろうか。

多くの人がかの政治首班にシンパシイを寄せている。筆者も全くそうでないとは言えないが、とあるコラムニストが、昨年の選挙直後にたまたま乗り合わせたタクシー運転手による人物評を書いていた。曰く、

「彼奴はタダモノではない。常に笑顔を絶やさないが、目が全く笑っていない」

....どちらかというと筆者が持つ印象もこの意見に近い。世界との対話を謳う理想主義者である前に、かなり冷徹なリアリストなのではないかと思っている。

そうした視点から見ると「これはちょっとまずいんではないか。いったい彼の目にはどう映るのだろう」と思われるのがこの面々である。(もしその機会があれば、だが)

「町おこしの1ムーヴメント」と思ってしまえば問題もないかとは思うのだが、Wikipediaによるとイラストやロゴの著作権も主張しておられるようで、そこまでいくとなにやら我田引水のニオイがしてくるのだ。

その勝手連公認、というか依頼を受け製作されたのが、この「オバマまんじゅう3」だ。

『3』が付いてるからには『1』と『2』もあるのか?
いやいや、長引く戦争で疲弊した国家の場合、唯一の残存艦隊を外交政策上「第3艦隊」と呼ぶケースもあるぞ。

....というような、"Antares Dawn"的穿った物の見方をしてはいけない。ちゃんと『1』と『2』も存在する。
どうやら『1』が黒糖まんじゅう、『2』が白饅頭(→当選直後に紅白バージョンもあり)のようだ。

当初は流石に遠慮したのか、後ろ姿のみの包装だったらしいが、『3』にもなると完全顔出し、しかも程よく彼の肌の色を再現した黒饅頭だ。もうやりたい放題である(ちなみに中身は同じ酒饅頭)。

全く関係のない事だが、小学生の頃筆者が小浜線経由米子行の急行「白兎」に乗った際に、小浜駅の構内放送を録音して帰ったのだが、後日それを友人に聞かせたら「『オババ』てゆぅてるでぇ!!」と大爆笑された思い出がある。
タイトルの()内は、Web上にあったこの饅頭の略称である。ど真ん中に『カ』を挿入したくなる衝動を覚えるのは筆者だけであろうか。

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