Official Users' Card
製造元(?) Microsoft Corp.
Lotus Inc.
諸元 オフィシャルユーザーの証
Junk Point 梨の礫
備考 言うまでもないことだが、「固有名詞の一般名詞化」は、そのものが広く普及したことの証である。

実際には世の中のいろいろな下らない決まりごと(主には商業的事情)があるために、そのものを表現する珍妙な新語が作られたり、無理から分かりにくい別表現をつかったりすることがある。
NHKの某教育番組で「きゃたぴらー!」と叫んでいたのが、いつのまにか「アレだなー!」になっていたりするケースだが、一般人はそのような事情など忖度しないのが常なのである。
キャタピラーといえばユンボや戦車の足元でうにうに回ってるアレだし、ホッチキスを作ったとされるベンジャミン・B・ホッチキス氏が、実は機関銃の開発者だったなどということはどうでもよいのである。

一般化される側からしても、自らが開発した製品をそこまで普及させるためにこそ多大な努力を払っているのであって、それが成就したということは喜ばしいはずである。だから多少の商標使用の逸脱は目こぼしがあっても罰は当たらないであろうと思うのだ。

で、これらはそうした努力の途上であった2社の囲い込み戦術の跡である。
宇宙と地底ほど明暗を分けている両社(ていうか黄色いほうはもう存在してないけど)だが、確か筆者がユーザー登録を行ったのは、銀色のほうがAccess1.1で、黄色い方がSuperOffice3だったかと思う。
当時は今のような寡占状態は存在せず、友人のX68kユーザーに「SX-windowsが...」と言ったら「あんなショボいOSと一緒にしないでくれ」とマジ切れされたこともあるくらいだった。しかしながらサポート体制だけは今と同じ大企業並で、何度問い合わせをしようがまったく返事が返ってこなかった。もちろん開発にはフィードバックされていたのだろうが、結局このカードは収集目的以外の意味を持たずに今日に至っている。

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