Copernicus RW-A270用バッテリー&チャージャー
製造元 シャープ
諸元 AC:100V/0.6A->DC:12.6V/1.5A(adaptor)or1.0A(charge)
Junk Point シャープでない
備考 筆者の職場では日々小さなボール紙の空き箱が大量発生する。
扱うアイテムが高額少量商品のため、そうした包装で搬入されてくるのは致し方ないのだが、人間には優しくても自然には優しくない職業だなと実感する毎日である。

そうした後ろめたさから来るのであろうか、よく筆者はその空き箱を使って収納用具を作る。
筆者のオフィスにはペン立てや小物入れが所狭しと置かれ、のみならずに他部署にも妙ちきりんな絵柄の箱でできた書類立てや、ダンボール製の棚なんかが並んでいたりするのだ。

だが実際に必要だから作っているかと言われると必ずしもそうではない。必要に迫られて作ることもあるが、そうでない時のほうが多いのだ。
では何故に....ということだが、それは筆者にもよくわからない。小さな箱たちを見ると「作って」「作って〜」と詰め寄られているような気がして「作ってあげなきゃ」というような、一種の強迫観念が発生しているようにも思える。

そう思って辺りを見回してみると、やはりというかなんというか、同業者に同じような習性の人々が非常に多いことに気づく。これはもう、一種の職業病といえるのではなかろうか。

つまりのところ、筆者の生産活動は本能の発露の類であり、しかもそれがその目的に合致したものなどではないということだ。したがってその本質はフンコロガシが糞玉を作る行為というよりは、むしろ百舌鳥の早贄に近いのではないかと思うことがある。

翻って、そうした筆者の行為の対極にある(べき)ものが『工業生産』という経済活動である。
消費者のニーズとウォンツを調査し、対象セグメンテーションを設定し、商品コンセプトを立て、それに沿ってデザインを考案し、プラントを構築して、安価に材料を調達し、効率よく目的の商品を大量生産する....まさに一点の隙も無いシャープさだ。筆者の生産活動と共通するのは1工程のみである(6番目)。

だが伝言ゲームで「正月の晴れ着」がいつのまにか「コンニャク」になってしまった経験が、どなたにもおありではないかと思う。多段階プロセスにおいて、当初の想定とはまったく関係の無い解が導き出されてしまうという不条理も、またこの世には存在するのである。
モバイル情報端末には不釣合いなほど巨大な付属品が出来上がってしまったりとか、そうした例は枚挙に暇がないといえるだろう。

....いえ、別にこの方のことをいってるわけぢゃないんですけどね。

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