Walkman Professional |
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製造元 | I'ts a SONY |
諸元 | メタルテープ対応3ヘッド/Dolby-Bノイズリダクション/スピード調整/Line-in/Line-out/MIC端子などテンコ盛り |
Junk Point | Line-in端子接触不良 |
備考 | 録音/再生可能な高級ウォークマン、というよりはそのスジの方には言わずと知れたSONYの生録用Hi-Fiカセットデッキ「デンスケ」シリーズの後継(と勝手に筆者が思っている)マシンである。 実際この機が発売になった1981年当時のモデルと比較してみると、スペック的にはほぼ同等の性能を誇っていた。加えてこのウォークマンプロは重量がわずか約600g、「デンスケ」のそれが1.7kgだから丁度バッテリを入れないo(o|o)。とThinkPad535ほどの差があったわけである。 現在は友人に貸したまま紛失しているが、高性能小型ステレオコンデンサマイクとの組み合わせでは、きわめて自然な音のままの録音が可能であった。また通常のカセットデッキとしても秀逸で、当時筆者が所有していた大型のラジカセよりも、また後に大学入学と同時に購入した「LibertyCD」のデッキよりもいい音だったので、LPからのダビングはもっぱらこの機を使用していたくらいである。 ....で、なんで当時高校一年生の筆者がこんなオーバースペックな物を買ったか....ということであるが。 ....駅の構内放送録音してたんです。はい。筆者が悪かったです。ごめんなさい。 なお、この機は筆者が汗水流してバイトしてやっと手に入れた....ものではない。 当時公務員で土木関係の仕事をしていた筆者の父が「異動にならなければ買ってやろう。異動になれば今自分が議事録取りに使ってるレコーダが要らなくなるからそれを使え」と言い、結局異動はお流れになったために買ってもらったという経緯がある。 当時の職場で大変苦労をしていた父の立場を知らなかったわけではないが、留任を知った途端に小躍りして喜んだ筆者は子供であった。 ほろ苦い思い出の残る一台である。 |