携帯用ヘッドホン
製造元 言迷
諸元 折り畳み式オーバーヘッド型ヘッドホン
Junk Point
備考 いまや所謂「ヘッドホン」は密閉型の高級機を除いてほとんどが滅亡してしまっている。
今日の主流派というと耳かけ式だろうか。しかし耳かけ式レシーバは筆者が高校生の時にはSony1社からわずか1モデルが発売されているに過ぎなかったのだ。筆者はこの高額な、だがまだ多分に試作機クサイレシーバが大好きで(しかしかけたまま眠ってしまい何度もステーを折ってしまった)、買い換えては壊し、買い換えては壊し....を繰り返していた。

当時から筆者は天パーで、「ほら、私ってヘッドホンつけっぱなしにすると頭頂部に溝が出来るのさぁ」とよく知人に話していた。その溝が実は「失われた大地」であることに初めて気づいたのは20年後、30半ばで母親に「おまん、天辺がハゲてきとるで」と直截的な指摘を受けた時であった。

....ま、それはどうでもいいのだが。

最近筆者はすっかりイヤーレシーバ派である。そして長時間爆音で聞くことが多い筆者は、いつのまにか自慢の聴力をすっかり失ってしまった。そろそろオープンエアーに戻したほうが....と思っていたところに届いたのがこのヘッドホンである。
よく観察すると、パッドの部分に白い粉が付着している。これはおそらく鉢呑氏の耳垢と推察される。非常にレアな一品である。

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