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短期集中連載(笑)

−この物語は、フイクションである(?)−


その416

木下隆雄「日本の家電産業が不振を極めているのは、一部のメカヲの要望と自家発電により高機能化を突き進んだ結果というのは自明の理なのですが、ここにきてどうやら新しい動きがあるようです」
小椋良二「はぁ....まあ今さらという気もするのですが。しかし爆発家電を製造している隣国が世界の消費国から叩かれ始めたこの時期に改善傾向が見られるのはよいことですね。してどのような」
木下「従来の性能一辺倒ではなく、機能はそこそこでありながら、実際に使用する消費者の隠れたニーズを開拓するような、『目の付け所が○。ーぷ』な製品ですね」
小椋「そのキャッチ、以前から何度もコケてる気がするんですが」



小椋「あぁ、やっぱり」
木下「ですけどこれ、内製じゃなくて社外コンペの試作品ですよ。世間の『あったらいいなぁ』が形になったものかと」
小椋「選んだのは目の付け所(ry なあの会社でそ」
木下「そ、それはそうなんですが....しかし水回りとICT家電の融合は新たなる未来を感じさせるものがあるのでは」
小椋「融合ではなくて、どちらかというとウナギイヌの類ではないでしょうか....しかしかのマツコDX型コンセプター&目企業としては、どのような用途を提案しようとしているのやら」
木下「ま、まつこって...いちおう先のBlogに書いてあるとおり『レシピや料理番組を見ながらちょっぷ』でしょうね、無難なところでは」
小椋「は、はぁ....では無難でない使い方もあるのですね」
木下「それは貴方をはじめヲな皆さんが考える通りです」
小椋「なるほど、あれですか」
木下「そうです。生憎手元に製品がないので」
小椋「当たり前だろ」
木下「なので代替品でさっそくやってみましょう」
小椋「ま、まぢですか」



木下「こちらには簡単マニュアルがあるのですが、この通りにやると後述の通り若干不具合があるので、以下ちと工夫しながらやってまいりましょう。こちらが本日の材料です」
小椋「なんだか料理番組みたいですね」
木下「料理ですから」
小椋「その割には食材が...」
木下「さ、さぁまずは下拵えから」



木下「かの試作品と代替品の最大の違いはやはり防水の有無です。というわけで簡単マニュアルに従ってラップがけ」
小椋「かける相手が相手だけに、シワを寄らせないのはけっこうむつかしいですね」
木下「これがポリエチレン系のラップだとさらに難しそうです。10インチタブレットだと幅広のサランラップがよろしいかと。横長に切って、裏返して包み込んでから引っ張ってシワを取る」
小椋「引っ張りすぎると図の通り、おかげで4枚も無駄にしました」
木下「うがぁっ」



木下「では土台の方の選択です。ぢゅる」
小椋「こんなこともあろうかとのまとめサイトですね、わかります」
木下「寝そべる○○画像という、まさにどストライクなコンテンツ....しかし意外に使えそうな方がおられませんな....仕方がありません、ちょっと上体を起こしておられるのが難儀ですが、こちらの方にお願いすると致しましょう」
小椋「貧乳まにあと聞いていたのですが」
木下「そ、そりは管理者さん」



小椋「で、肝心の食材ですが」
木下「とりあえず盛り合わせを用意したのですが、上記の簡単マニュアルにもそれらしく描かれている通り10インチタブレットですと、ちとサイズが」
小椋「なるほど、しかし幸か不幸か我々は実物を拝見したことがないのですが、1/1サイズの場合どんな切り身にしてるんでしょうね。まさか章魚丸ごと一匹乗せるとか」
木下「北斎漫画の樋口可南子ですか」
小椋「古ッ」
木下「と、とにかく今回はかのぢょのサイズに合わせると致しましょう」



木下「お刺身を1/3の高さで横にスライスし、なるべく三角形に近くなるようカット」
小椋「ふむふむ」
木下「で、それを上下反転しながら並べていくと、ごらんの通り平面が構成できます」
小椋「それはいいのですが、前出の動画のようにやはり画面が反応しますね」
木下「それなんですよね、特に湿った付け合わせがダメみたいです...実はキーボードを用意したのもN-soft のN-Lockを使ってポインティングデバイスをロックしようと思ったのですが、よく考えるとかのぢょをフルサイズ表示した状態でロックができないんですよね」
小椋「な、なるほど」
木下「こういう場合、専用ペンを使用するVersaPro VY11Fの方が用途的に合致しているかと。発熱は若干多いですが」
小椋「煮魚になってまうぞ」

『女体盛り』というには慎ましやかな

木下「そんなこんなで出来上がり。『お造り四種盛り・肉ドレス風』」
小椋「や、やり...つか魚肉ですけど。しかし『○体盛り』という名前から連想されるモノからすると何かこう慎ましやかというか、品が良すぎるというか」
木下「会席風になっちまいましたね」
小椋「その割には肉欲全開ですがな」
木下「和風カルパッチョということでいかがでしょう」
小椋「あぁ、頭痛がイタイ」
木下「 しかも盛りすぎていないので、レンズ面が覆われてないインナーカメラをONにすれば、料理(かのぢょ)に向かっている時の自分撮りも可能です。食後に表情やフォームを確認するのもまた乙 」
小椋「我に返った時の自分にとどめを刺すことになりませんか....」



木下「では、早速味見に。ぢゅる」
小椋「料理と食器、どちらのですか」
木下「両方に決まってるでしょう。味覚だけでなく、視覚や触覚、五感の全てに訴えかける。それが世界文化遺産・和食の神髄です」
小椋「その割にはサイズ的にちとしょっぱげ」
木下「食材の小ささは、背後の爆乳を引き立たせるアイテムです」
小椋「もうなにが何やら」
木下「というわけで大成功。是非皆さんもお試しください(もこみち風に)」
小椋「追従者が現れるかどうかは疑問ですが....しかしワタクシにはもう一つ申し上げたいことが」
木下「はぁ、何でしょう」
小椋「たとえばこれを見た海外の方が日本(ヲタ)文化として認めてくれたとして、恐らくあの批判は免れ得ないでしょう」
木下「はぁ」
小椋「なので片手落ちとなることなく、もう一方の提案もすべきではありませんか」
木下「えーまぢでやるのぉー(棒)」
小椋「ここは世の愛好者の半数を占める皆様の期待にお応えして」
木下「わかりましたよ、やればいいんでしょやれば」

『男体盛り』はこの程度で
小椋「....手抜きすぎ、つか危険です。炎上→特定→閉鎖いっちょくせん」
木下「妬き魚ですね、わかります」
小椋「火に油を注いでどうする」
木下「さて、次回はオリーブオイルを丸ごと一本使った煮物に挑戦しましょう」
小椋「や、やり」



--おまけ--

残った食材はスタッフが美味しく(ry



....その417へ続く(○○戦士マヤ、みたいな)